「理学療法士は将来性がないのでは」という声を、ネットで見かけることがあります。不安になる気持ちは自然ですが、まず根拠を確認することが大切です。
この記事では、国の需給推計と、働く場所の広がりから、理学療法士の将来性を整理します。

理学療法士は、これから仕事が減るって本当ですか?



「減る」と言い切れる根拠は見当たりません。ただ、競争が変わる可能性はあります。順に見ていきましょう。
国の需給推計では「供給が上回る」とされている
厚生労働省の検討会(理学療法士・作業療法士分科会)では、将来、理学療法士の供給数が需要数を上回る見通しが示されています。
報道では、2040年頃に供給が需要の約1.5倍になるという推計が紹介されています。
ただし、推計は前提条件によって変わります。詳しい数字や最新の内容は、厚生労働省の公式資料で確認してください。
「供給が多い」とは、どういうことか
供給が需要を上回ると、人気のある職場では、採用の競争が厳しくなる可能性があります。
一方で、地域や分野によって、人手が足りない職場も残ります。求人の状況は有効求人倍率の記事で、公的な数字を紹介しています。
将来性を左右する3つのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 高齢化 | リハビリを必要とする人は当面増える。ただし、診療報酬の改定で形が変わる |
| 働く場所 | 病院だけでなく、訪問・介護・スポーツ・予防の分野が広がっている |
| 個人の強み | 専門性や経験を、言葉で説明できるか |
これから強みになりそうなこと
- 専門分野を決めて、経験を積む(認定や専門の資格など)
- 訪問や介護など、需要の続く分野を経験する
- 患者さんやご家族に、分かりやすく説明する力
- 副業や情報発信など、本業以外の収入源
専門性の伸ばし方は認定理学療法士の体験談を参考にしてください。
不安なときにできること
漠然とした不安は、情報を整理すると小さくなります。まずは自分の強みを書き出し、自己分析の記事のステップを試してみてください。転職を選ぶ場合は転職のタイミングも参考になります。
まとめ
国の推計では、将来は供給が需要を上回る見通しが示されています。ただし、仕事がなくなるという意味ではありません。働く場所と専門性を意識して、選択肢を広げておくことが、将来への備えになります。
参考:厚生労働省 医療従事者の需給に関する検討会 理学療法士・作業療法士分科会「理学療法士・作業療法士の需給推計について」。数値は推計で、更新される場合があります。








