理学療法士は、患者さんだけでなく、同僚や他職種とも関わる仕事です。人間関係の悩みで、職場を辞めたいと考える人も少なくありません。この記事では、職場の人間関係で悩んだときの考え方と、動き方を整理します。

人間関係がつらいのは、自分が弱いからでしょうか?



そうとは限りません。職場の環境の影響も大きいです。切り分けて考えましょう。
理学療法士の職場で悩みやすい人間関係
- 先輩・上司との関係(指導の仕方、相性)
- 同じリハ職(PT・OT・ST)同士の関係
- 医師・看護師など、他職種との連携
- 患者さんやご家族への対応
他職種との待遇の違いは看護師との違いの記事にも書いています。
まず、悩みの種類を分ける
| 種類 | 例 | 対応の方向 |
|---|---|---|
| 個人間の相性 | 特定の人との相性が合わない | 距離の取り方を工夫する |
| 職場の仕組み | ノルマ、評価、残業の多さ | 上司や制度に相談する |
| ハラスメント | 人格を否定する言動など | 記録を残し、相談窓口へ |
私が整形外科クリニックで感じた人間関係のしんどさ
ここからは、私が勤めていた整形外科クリニックでの体験です。個人の相性というより、職場の仕組みから生まれる摩擦が大きかったと感じています。
- 管理職はパソコンの前に座ったままで、リハビリに入らず、単位も取らない
- 「もっと予約を入れろ」と指示されるだけで、具体的な対策はなかった
- 新患の担当の割り振りは、リハビリ助手が決めていて、後輩が優先されることが多かった
- 全スタッフの治療が終わるまで待機する一方で、他職種は先に帰宅していた
- 看護師との間に、福利厚生・残業ルール・駐車場などの差があった
- 幹事などの雑務が、理学療法士に集中していた
特につらかったのは、18単位のプレッシャーの中で、職場では無理に愛想よく振る舞っていたことです。
その反動で、帰宅後に家族へ理由のないイライラをぶつけてしまうことがありました。人間関係の悩みは、職場の中だけで終わらず、家庭にも影響します。だからこそ、一人で我慢し続けず、早めに環境を見直すことをおすすめします。
単位をめぐる仕組みは単位制のジレンマの記事、辞めたいと思った3つの瞬間はnoteの記事にも書いています。
できる対処法
- 必要な連絡は短く、事実を中心に伝える
- 困った言動は、日付と内容をメモに残す
- 信頼できる先輩や同期に相談する
- 上司や人事、外部の相談窓口に相談する
ハラスメントが疑われる場合は、厚生労働省の「あかるい職場応援団」など、公的な相談先もあります。
それでも変わらないなら、環境を変える
相談や工夫をしても改善しない場合は、職場を変えるのも一つの選択肢です。辞めたいときの記事で、辞める前の考え方を整理しています。次の職場では、人間関係の面も確認しましょう。
職場の探し方の記事のチェック項目が使えます。
面接で人間関係を確認する方法
- 職場の人数と、年齢構成を聞く
- 1年以内の離職者の有無を聞く
- 見学で、スタッフ同士の雰囲気を見る
- 口コミや、エージェントからの情報を参考にする
エージェントの使い方はエージェントの記事にあります。
まとめ
人間関係の悩みは、自分のせいと決めつけず、種類を分けて考えることが大切です。記録・相談・環境の変更の順に、できることから動いてみてください。
参考:厚生労働省 ハラスメント対策の公式情報。相談先は、お住まいの地域の窓口もご確認ください。








