SOAPで記録を書くように言われたけれど、何をどこに書けばいいか迷う。そんな新人や実習生向けに、SOAPの基本と書き方のコツを整理しました。
※本記事は、筆者の経験と一般的な情報をもとにした内容です。職場や学校で書き方・書式が決まっている場合は、そちらを優先してください。例文は架空のものです。

SOAPって、何をどこに書けばいいんですか?



まずは、4つの項目に書くことの違いを、整理してみましょう。職場の書式がある場合は、そちらが優先です。
SOAPとは
SOAPは、記録を整理して書くための型のひとつで、S・O・A・Pの4つの項目に分けて書きます。職場や学校によって、書式や呼び方が違うことがあります。
| 項目 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| S(主観的情報) | 患者さんが話したこと | 「歩くと、右膝が痛い」 |
| O(客観的情報) | 測定や観察で分かったこと | 関節の動く範囲、筋力、歩き方など |
| A(評価・考察) | SとOから考えたこと | 痛みの原因や、問題点の考え |
| P(計画) | 今後どうするか | 運動の内容、頻度、目標 |



SとOは「事実」、Aは「考え」と、分けて書くのがポイントです。
書き進める流れ
自分の言葉に置きかえず、患者さんが話した内容を書きます。
数値や、見て分かったことを、事実として書きます。
問題点や、その理由を、事実とつなげて書きます。
運動の内容や、次回までの課題を、具体的に書きます。
事実と考察が混ざっていないか、誤字がないかを見直します。
例文(架空の例)
S:歩くと右膝が痛い、階段の降りが特につらい。
O:右膝の曲げ伸ばしの範囲が、左と比べて狭い。歩行時、右の立脚が短い。
A:右膝の動きの制限と、太ももの筋力低下が、階段での痛みに関係している可能性がある。
P:膝の動きを広げる運動と、太ももの筋力運動を開始。次回、階段の動きを再評価する。
つまずきやすいポイント
- Sの欄に、自分の考えが混ざってしまう
- Oが、数値や事実ではなく、感想になっている
- AとPが、つながっていない
- 専門用語や略語を、ルールなしに使ってしまう



最初は時間がかかりますが、型に慣れると書くスピードも上がります。
まとめ
SOAPは、S・Oに事実を、Aに考察を、Pに計画を書き、事実と考えを分けることが基本です。職場の書式がある場合は、そちらを優先してください。
よくある質問
- SOAPは、必ずこの形で書くのですか?
-
職場や学校によって、書式や名称が違うことがあります。決まった書式がある場合は、そちらに従ってください。
- 何を書けばいいか迷ったときは?
-
患者さんの言葉と、測った事実を、まず書いてみてください。迷うときは、先輩や指導者に確認すると安心です。











