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理学療法士1年目の悩み5選|つらいときの考え方と最初の一歩

理学療法士1年目の悩み5選のアイキャッチ

1年目の理学療法士です。結果が出せない、勉強しても活かせない、患者さんとの会話も続かない…。こんな悩みは自分だけでしょうか。

理学療法士として働き始めた1年目は、学生の頃とは違い、実際に患者さんを担当して結果を求められるようになります。

勉強したはずなのに全然できない。

患者さんと何を話せばいいかわからない。

先輩のようにうまく治療できない。

そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。

僕も整形外科クリニックで1年目を迎えたとき、いろいろなことで悩みました。

10年間働いた今振り返ると、当時の悩みの中には「自分だけが特別にできなかったわけではない」と思えるものもあります。

この記事では、僕自身の1年目の経験をもとに、理学療法士1年目が感じやすい悩みを5つ紹介します。

それぞれの悩みについて、考え方と最初の一歩もまとめました。

この記事でわかること
  • 1年目に感じやすい5つの悩みと、僕の実体験
  • 悩みごとの考え方と、今日からできる最初の一歩
  • 「辞めたい」と感じたときに確認したいこと
  • 1年目の悩みに関するよくある質問
理学療法士1年目の悩み5つと捉え方の一覧図
1年目の悩み5つと、考え方・最初の一歩の一覧

先に結論をお伝えします。

1年目で悩むのは、できなくて当たり前です。

ここから、僕の実体験とあわせて1つずつ見ていきます。

目次

悩み① リハビリしても結果を出せない

僕が一番悩んだのは「結果を出せないこと」

僕が1年目に一番悩んだのは、仕事で結果を出せないことでした。

僕は整形外科クリニックの外来で働いていたため、入院患者さんがいる病院ではありませんでした。

新しく来た患者さんを1回担当して、そのリハビリで「効果がない」と判断されれば、次から来なくなることもあります。

そのため、限られた時間の中で結果を出すことを強く求められていました。

ここでいう結果とは、症状を改善することです。

1単位という限られた時間の中で、患者さんに「来てよかった」と思ってもらえるような変化を出すことは、めちゃくちゃ大変でした。

当たり前ですが、すべての患者さんがすぐに良くなるわけではありません。

それでも、症状があまり良くなっていなかったり、回診の際に「変わらない」と言われたりすると、院長や部長から厳しく言われることもありました。

1年目で知識も経験も少ない中、もっと結果を出さなければいけない、結果を出さなければ怒られる、というプレッシャーを感じていました。

今振り返っても、これはかなり大きな悩みでした。

でも、この環境のおかげで間違いなく成長もできました。

考え方と最初の一歩

結果が出ないときは、「自分に才能がない」と結論を急がないことが大切です。

症状の改善は、治療技術だけでなく、患者さんの状態や通院の頻度、生活の状況にも左右されます。

1年目は経験が少ないので、うまくいかないのは自然なことです。

最初の一歩(一般的な方法)
  • 変化があった患者さんと、なかった患者さんの違いをメモする
  • 評価の結果と、治療の内容をセットで書き残す
  • うまくいかなかった症例を、先輩に1つだけ相談する

結果を出すことが求められる環境では、振り返りの習慣がそのまま成長につながります。

悩み② 勉強会に出ても臨床で活かせない

「これ、実際の臨床でどう使えばいいんだ?」

理学療法士になったら、「勉強し続けなければいけない」と漠然と考えていました。

結果として、理学療法士1年目は学生の時以上に勉強しました。

理由は、結果を出さないといけないからです。

でも、勉強すればするほど、逆に「自分は何もわかっていない」と感じることもありました。

特に、勉強会などで出てくる話が自分には難しいと思うことがありました。

やたらと横文字が多くて、その場では「なるほど」と思っても、いざ次の日に患者さんを担当すると、「これ、実際の臨床でどう使えばいいんだ?」となります。

知識として理解したつもりでも、実際の患者さんを前にすると使えない。

これは1年目の頃にかなり感じました。

勉強して知識を増やすこと自体は、もちろん大切です。

ただ、知識を増やすことと、それを患者さんへの治療に活かせることは別物です。

1年目の頃は、その違いがよくわかっていませんでした。

考え方と最初の一歩

学んだ内容を一度にすべて使おうとすると、うまくいきません。

1つだけ選んで試し、結果を見るという進め方が現実的です。

勉強したことを臨床で活かす3ステップの図
学んだことを臨床で活かす3ステップ(一般的な進め方の一例)

勉強会そのものが合わないと感じる場合や、参加費が高いと感じる場合は、こちらの記事も参考にしてください。

悩み③ 患者さんとの接し方がわからない

先輩と比べて、悔しい思いをした

理学療法士は、患者さんと1対1で関わる時間が多い仕事です。

そのため、治療技術だけでなく、コミュニケーションも重要になります。

9割コミュニケーションだといっても過言ではありません。

でも、1年目の僕はこれが苦手でした。

僕はお世辞にもコミュニケーションが上手いほうではありません。

興味のわかない話を、あたかも聞いてますって装うことが苦手でした。

1年目のとき先輩を見ると、患者さんとスムーズにやり取りをしています。

楽しそうに話をしながらリハビリをしています。

その姿を見て、「自分もこんなふうにできたらいいな、かっこいいな」と思っていました。

でも、実際に自分が患者さんの前に立つと、「何を話せばいいんだろう……」となり、話は途切れます(笑)。

無理に話そうとして、逆にぎこちなくなったこともありました。

さらに、自分の治療技術の未熟さを実感することもありました。

1年目の自分と5年目の先輩では、当然ながら技術も経験も違います。

僕が休むときに先輩に代行をお願いした際、患者さんから「先輩のほうがいいから担当を変えてほしい」と言われたこともありました。

もちろん、患者さんにも「合う・合わない」があります。

また、保険診療では患者さんからすれば、同じように料金を払うのであれば、できるだけ上手な人に治療してもらいたいと思うのも当然だと思います。

頭ではその気持ちも理解できます。

でも、1年目の自分としては、やっぱり悔しかったことを覚えています。

しかしながら、この悔しさがあったから、自分ももっとできるようになりたいと思うきっかけにもなりました。

先輩と比べて落ち込む気持ちは、僕もよくわかります。ただ、経験年数が違えば差があるのは当然です。

考え方と最初の一歩

無理に会話を盛り上げる必要はありません。

まずは、患者さんの話をよく聞く姿勢から始めると、ぎこちなさが減ります。

最初の一歩(一般的な方法)
  • 話題を探すより、患者さんの話に相づちと質問で返す
  • 痛みや生活の状況など、リハビリに関係する話から広げる
  • 先輩の声かけで、使えそうなものを1つ真似してみる

悩み④ 理学療法士の将来性や続けていけるか不安

向いていないとは思わなかったが、将来への不安は大きかった

1年目の頃、自分が理学療法士に向いていないと思ったわけではありません。

患者さんのリハビリをすること自体が嫌だったわけでもありません。

「ありがとう」「よくなったよ」といってもらえることも多く、やりがいは確かにありました。

それでも、将来に対する不安も大きかったです。

理由の一つは、給料です。

これだけ勉強して、仕事でも結果を求められているのに、給料はそれほど高くない。

しかも、頑張ったからといって保険点数の関係で大きく給料が上がるわけでもない。

さらに、自分が働いていた職場の環境にも不満がありました。

いわゆるブラックだったので、ノルマや残業代などの勤怠管理に関するトラブルもありました。

このままここで働き続けていいのかな。

何年後も今と同じような働き方をしているのかな。

そんなことを考えることもありました。

1年目なので、まだ何もわかっていない。

だからこそ、「とりあえず経験を積まないと」と思っていました。

でも、今振り返ると、将来に対して感じていた違和感は正しかったのです。

もっと早く行動していれば、後悔も少なかったはずです。

理学療法士の将来性については、こちらの記事で詳しく書いています。

考え方と最初の一歩

不安の中身を分けて考えると、整理しやすくなります。

給料の不安なのか、職場環境の不安なのか、仕事内容の不安なのかで、取れる手段が変わるからです。

不安の種類考えられる手段
給料職場の給与体系を確認する/他の職場の条件を調べる
職場環境(ノルマ・残業など)勤務実態を記録する/相談できる人に話す/環境を変える選択肢を調べる
仕事内容・将来性働き方の選択肢(職場の種類・分野)を調べる/先輩の働き方を聞く
不安の種類別の整理例(一般的な考え方)

悩み⑤ 今の職場に不満があるなら、早めに環境を変える

これは1年目の悩みというより、10年間働いた今だからこそ言えるアドバイスです。

僕は今振り返ると、もっと早く転職してもよかったと思っています。

年齢が上がるほど、環境を変えることへのハードルは高くなっていきます。

労働環境だけでなく、人間関係を0からはじめることは疲れますよね。

もちろん、転職すればすべてが解決するわけではありません。

転職先にも新しい人間関係がありますし、仕事内容が自分に合うとも限りません。

だから、何でもかんでも「嫌ならすぐ辞めればいい」と言いたいわけではありません。

ただ、今の職場が合わない、このままここで働き続けるのは違う気がする、と感じているのであれば、早いうちから環境を変える選択肢を持っておいてもいいと思います。

1年目だから辞めてはいけない。

そんな決まりはありません。

実際、僕の同期や先輩にも、1年目で職場に合わず転職した人もいました。

若いうちのほうが、環境を変えることへの身動きは取りやすい。

僕自身、10年間働いたからこそ、そう感じています。

1年目で辞めたいと感じている方は、こちらの記事で判断のポイントをまとめています。

環境を変える前に確認したいこと

チェックリスト
  • つらいのは「仕事内容」か「職場環境・人間関係」か
  • 先輩や上司に相談して、改善の見込みがあるか
  • ノルマや残業代など、勤務条件に問題がないか
  • 転職する場合、何を一番変えたいのか(給料・残業・人間関係など)

転職を考え始めたら、まずは情報収集だけでも先に始めておくと、気持ちに余裕が生まれます。

1年目の悩みと対処法まとめ(早見表)

悩み僕の経験最初の一歩
結果が出せない外来で1単位の中で変化を求められた症例の振り返りを残す
勉強が活かせない勉強会の内容を翌日の臨床で使えなかった学んだことを1つだけ試す
接し方がわからない先輩と比べ、担当変更を言われて悔しかった相手の話を聞く姿勢から始める
将来が不安給料・ノルマ・残業代に不安と不満不安の種類を分けて整理する
環境を変えるか迷う1年目で転職した同期・先輩もいた選択肢を持つ・情報を集める
1年目の悩み5つと最初の一歩

1年目の悩みに関するよくある質問

Q. 1年目で「向いていないかも」と思うのは普通ですか?

1年目は、経験が少なく、うまくいかない場面が多い時期です。

そのため、不安になる人は多いと思います。

僕自身も悩みましたが、できなくて当たり前の時期だと今は思っています。

向いていないと決めつけるのは、焦らず経験を積んでからでも遅くありません。

Q. 先輩と比べて落ち込んだときはどうすればいいですか?

経験年数が違えば、技術や経験に差があるのは当然です。

比べるなら、先輩ではなく半年前の自分と比べると、成長に気づきやすくなります。

Q. 勉強しても臨床で使えないのはなぜですか?

知識を増やすことと、治療に活かすことは別物だからです。

学んだことを1つだけ試して振り返る進め方がおすすめです。

Q. 1年目で転職しても大丈夫ですか?

1年目だから辞めてはいけない、という決まりはありません。

ただ、転職すればすべて解決するわけではないので、何が不満なのかを整理してから判断すると安心です。

詳しくは、1年目で辞めたい人向けの記事をご覧ください。

まとめ|1年目の悩みは、焦らず自分のペースで

理学療法士1年目は、結果を出せない、勉強が活かせない、患者さんとの接し方がわからない、将来が不安、といった悩みが重なりやすい時期です。

でも、できなくて当たり前です。

向いていないと決めつけず、焦らず自分のペースで進んでいきましょう。

そして、今の職場が合わないと感じたときは、環境を変える選択肢を持っておくことも大切です。

この記事が、1年目で悩んでいる方の参考になればうれしいです。

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この記事を書いた人

10年目の現役理学療法士(PT)です。
当サイト「リハジョブ」では、「理学療法士が60歳まで不安なく働ける」ことをテーマに理学療法士の悩み・転職情報を中心に発信しています。
私は10人以上のSV(スーパーバイザー)、30人以上の実習生を指導。FP2級を取得し、社会人として必要な税金・金融・ライフプランの知識を網羅。
現役理学療法士で将来に不安を感じている方も多いと思います。少しでもその不安・悩みを解決していただけるよう、全力でサイト運営していきます。

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