理学療法士として約10年働いたら、退職金はいくらもらえるのか。整形外科クリニックで約10年働いた筆者が、実際に受け取った346,245円の明細をもとに、仕組み・税金・退職前に確認したいことをまとめました。
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10年目理学療法士の退職金は約34万円
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勤続年数 | 約10年 |
| 勤務先 | 整形外科クリニック(個人経営) |
| 退職理由 | 自己都合 |
| 退職日 | 2026年7月15日 |
| 退職金 | 346,245円 |
筆者は最初に金額を見たとき、「思ったより少ない」と感じました。公務員などは10年程度で100万円以上もらえるイメージがあったからです。ただ、退職金は職場や業種で大きく違い、辞めた人に「退職金いくらだった?」とは聞きにくいものです。
退職金は「職場の制度」で決まる
退職金は「理学療法士だから○万円」と決まっているわけではありません。一般的な計算方法として、基本給 × 勤続年数に応じた支給率 × 退職理由などによる係数、という形がよく紹介されます。ただ、すべての職場がこの方法とは限らず、筆者の場合もこの計算ではありませんでした。
参考として、東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)」では、医療・福祉業界のモデル退職金で勤続10年が約65万円というデータがあります(職種を限定した数字ではありません)。一方、民間の転職情報では、理学療法士は10年で200〜400万円程度、看護師は250〜300万円程度という目安が紹介されることもあります。いずれも勤務先の制度で大きく変わる目安で、最新の情報は各資料でご確認ください。
「勤続10年で65万円と300万円では大きな違い」ですが、それは職種ではなく、どの職場の、どんな制度に加入しているかの違いです。
筆者の退職金は商工会議所から支払われた
個人経営のクリニックだったため、退職金は勤務先ではなく、地域の商工会議所が扱う「特定退職金共済(新企業年金保険)」から支払われました。掛金は委託されて運用されています。個人経営のクリニックでも、このような制度で退職金を準備できます。
346,245円を120か月で単純に割ると、約2,885円です。つまり単純計算では月約2,885円の積み立てになります。ただ、筆者の手元の明細には月々の掛金額が書かれていないため、実際に毎月2,885円だったとは断定できません。明細上は、加入期間10年・掛金累計346,245円・給付額346,245円となっていました。
10年で約34万円は少ない?
筆者は、正直少ないと感じました。ただし、これは「理学療法士の退職金として34万円が普通」という意味ではありません。個人経営のクリニックで、特定退職金共済に毎月掛金を積み立てるタイプの制度だった、という一例です。
退職金に税金はかかる?
筆者の場合、退職金346,245円に対して、所得税・住民税・その他控除はいずれも0円でした。国税庁によると、退職所得控除額は勤続20年以下の場合、40万円 × 勤続年数で計算します。10年なら400万円です。受け取った額が控除額を大きく下回ったため、税金はかかりませんでした。最新の制度や自分のケースは、国税庁の案内や勤務先からの書類でご確認ください。
退職前に確認しておくこと
実際に退職して、「もっと早く確認しておけばよかった」と思ったのが、自分の職場の退職金制度です。筆者は退職するまで、どの制度を使っているか、毎月いくら積み立てているかを詳しく確認していませんでした。在職中に、次のことを確認しておくと安心です。
- 退職金制度があるか
- 何年勤務すれば支給されるか
- 自己都合退職でも支給されるか
- 退職金の計算方法
- 毎月の掛金はいくらか
- 退職金の見込み額はいくらか
- 退職金は会社から支払われるのか、外部から支払われるのか
- 退職時に必要な手続きは何か
「退職金あり」=「たくさんもらえる」ではありません。転職先を選ぶときも、制度の有無だけでなく内容まで確認すると安心です。
まとめ
筆者が約10年働いて受け取った退職金は346,245円でした。退職金は職種だけで決まらず、制度の有無、社内準備か社外積立か、毎月の掛金、勤続年数、基本給、自己都合か会社都合かなどで変わります。「退職金あり」という言葉だけで安心せず、自分の職場の制度を一度確認してみてください。
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