理学療法士の仕事は、診療報酬という仕組みの中で成り立っています。その仕組みを知るほど、「これでいいのか」と感じる場面が増えました。
この記事では、診療報酬の点数が経験年数に関わらず同じことで感じた違和感と、営利的な運営を見て感じたことを、私の経験として紹介します。

診療報酬って、働く側にどう影響するんですか?



点数が決まっているので、収入や評価が「量」に寄りやすい面があります。私が感じたことをお話しします。
点数が同じなら、量をやるしかなくなる
リハビリの診療報酬の点数は、年齢や経験に関わらず同じです。ベテランでも新人でも、同じ単位なら同じ点数です。
点数が同じなら、評価や収入を上げるには、量をこなすしかなくなります。
そして、量をこなすには体力が必要です。そのため、体力のある若い人のほうが有利になる面があると、私は感じました。
単位と収入の関係は単位制のジレンマの記事、働き方の実態は18単位ノルマの1日の記事に書いています。
経験を積んでも、収入が伸びにくい
量で評価される仕組みでは、経験や専門性が収入に反映されにくくなります。認定資格を取っても、収益に繋がらなかったのは、その一例です。
背景は給料が上がらない理由の記事、認定の話は認定理学療法士は取る意味ある?にまとめています。
営利的すぎると感じた場面
私が勤めていた職場では、営利を優先しているように見える場面がありました。患者さんを「枠」として扱うような運営に、違和感がありました。
また、必要性が高くないと感じる検査まで行われているように見えたことも、疑問でした。
これは私が現場で感じたことであり、個々の医療判断が適切かどうかは、一概には言えません。
患者さんが長く通院する構造への違和感
- 通院が続くほど、事業所の収入が安定する
- 患者さんが良くなって終了すると、その分の収入が減る
- 「患者さんのため」と「収益のため」の間で、迷いが生まれる
こうした構造は、供給が多い職場ほど、強くなる可能性があります。
この違和感とどう向き合うか
- 仕組みを知ったうえで、自分の価値観に合う職場を選ぶ
- 収益よりも、患者さん本位で運営している職場を探す
- 本業以外の収入源を持ち、選択肢を広げる
職場選びではノルマのない職場の探し方が参考になります。
将来の備えは将来性の記事もご覧ください。
まとめ
診療報酬の仕組みでは、点数が同じなため、量と体力が評価に直結しやすい
その中で感じる違和感は、職場や働き方を見直すきっかけになります。自分に合う環境を探してみてください。
診療報酬の点数や算定ルールは改定されます。最新の内容は、厚生労働省の公式情報をご確認ください。本記事は筆者の経験にもとづく感想です。








