
理学療法士の国家試験は難しいんですか? 合格率はどれくらいですか?
理学療法士を目指すとき、最初に気になるのが国家試験の難しさです。
この記事では、厚生労働省が公表している最新の合格者数・合格率をもとに、国家試験の難易度の見方を整理します。
- 直近の理学療法士国家試験の受験者数・合格者数・合格率
- 合格率だけで難易度を判断してはいけない理由
- 合格後の進路と、需給推計の考え方
理学療法士国家試験の合格率|直近2回の結果
| 回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第61回(令和8年2月23日実施) | 12,436人 | 11,156人 | 89.7% |
| 第60回 | 12,691人 | 11,373人 | 89.6% |
直近2回の合格率は、どちらも約9割です。
毎年1万人を超える人が合格しています。
出典:厚生労働省「第61回理学療法士国家試験及び第61回作業療法士国家試験の合格発表について」/同「第60回」
合格率が高い=簡単、とは限らない
合格率が約9割と聞くと、「簡単な試験」と思うかもしれません。
ただし、この数字だけで難易度を判断するのはおすすめできません。
- 受験者は、養成校で数年間学んだ人が中心である
- 養成校の段階で、卒業試験や模擬試験により選抜が行われている場合がある
- 合格率は、受験資格を得るまでの学びの成果も反映している
「試験当日の難しさ」より、「受験資格を得るまでの学びの量」が大きいと考えるほうが実態に近いと言えます。
合格後の進路と、需給推計の考え方
毎年1万人規模で新たに資格を得る理学療法士が増えています。
厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会 理学療法士・作業療法士需給分科会」(平成31年4月5日)の資料には、次の記述があります。
「PT・OTの供給数は、現時点においては、需要数を上回っており、2040年頃には供給数が需要数の約1.5倍となる結果となった」
この推計は、将来の就職や転職にも関わるテーマです。
詳しくは、理学療法士ってオワコン?将来性が無いと言われている理由5選で整理しています。
資格を取ったあと、考えておきたいこと
- 就職先の働き方(ノルマ・残業・教育体制)
- 給与の水準と昇給のペース
- 資格取得後の学び方(認定・専門資格や勉強会)
- 将来のキャリア(転職・副業・独立など)
給与の実態は、理学療法士の年収は低い?に、資格の選び方は資格・認定の選び方にまとめています。
理学療法士になる方法の全体像は、理学療法士になる方法完全ガイドも参考にしてください。
よくある質問
Q. 理学療法士国家試験の合格率は?
A. 厚生労働省の公表では、第61回が89.7%、第60回が89.6%でした。
Q. 国家試験は簡単ですか?
A. 合格率は高いものの、受験資格を得るまでに養成校で長期間学ぶ必要があります。
合格率だけで難しさを判断するのはおすすめできません。
Q. 合格後は就職先に困りませんか?
A. 需給推計では供給が需要を上回るとされています。就職先の条件を比べながら選ぶことが大切です。
まとめ
理学療法士国家試験の合格率は、直近2回とも約9割です。
ただし、数字だけで難易度を判断せず、養成校での学びの量と、合格後のキャリアの考え方まで含めて考えましょう。
数値は厚生労働省の発表に基づきます。最新の情報は、厚生労働省の公式ページでご確認ください。








