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実習で差がつく!理学療法士学生のための準備術&先輩アドバイス集

臨床実習に臨む際は、「実習前・実習中・実習後」の各段階で明確な目標を持つことが重要です。

実習前に具体的な目標を設定することで、準備や心構えが整い、実習中にはその目標を意識して行動することで、より深い学びが得られます。

さらに、実習後に目標に対する振り返りを行うことで、自分の成長や今後の課題を客観的に把握できます。

実習中はその目標を意識して行動・経験を積み、実習後には達成度を確認しながら次の課題を明確にしていきます。

このように、目標の設定と振り返りのサイクルを意識することで、臨床実習の学びを最大限に活かすことができます。

この記事を書いた人
平社員K
  • 10年目の現役理学療法士(PT)
  • 整形外科クリニックに勤務
  • スーパーバイザーとして10人以上の実習生を指導
  • 理学療法士ブロガー×Webライターとして活動中

理学療法士の日常を発信するブロガー。給料、労働環境、人間関係などを通して理学療法士の将来性を考えるブログです。

目次

実習前に知っておきたい基本情報

理学療法士を目指す上で避けて通れないのが「臨床実習」です。

これは、これまで学んできた知識や技術を、実際の医療現場で応用しながら、患者さんと直接関わることができる貴重な学びの機会です。

臨床実習は、単なる“見学”ではなく、自ら進んで学ぶ姿勢が求められます。

事前に実習の目的や全体の流れを理解しておくことは、安心して実習に臨むための第一歩となります。

がしゃ助

4年間のカリキュラムで最も大変なのが実習です。

また、実習中は指導者からの評価が行われ、その結果は将来の進路や成長にも大きく影響することがあります。

そのため、あらかじめ評価の観点や基準について把握しておくことも非常に重要です。

このパートでは、臨床実習に入る前に知っておきたい基本的な情報を、わかりやすく整理して解説していきます。

理学療法士の「臨床実習」とは?

理学療法士の「臨床実習」とは、学校で学んだ知識や技術を、実際の医療現場で実践しながら深めていくカリキュラムです。

病院や介護施設などで患者さんと直接関わりながら、評価や治療の補助といった実践的な経験を積むことができます。

単に与えられた作業をこなすだけでなく、患者さんの状態や変化を観察し、自分なりに考察を深めていく姿勢が求められます。

がしゃ助

教科書の知識と異なり、実践スキルが求められます。

実習は、将来の仕事に対する理解を深め、自信を養うための重要なステップでもあります。

あらかじめ実習の目的や自分の役割を理解しておくことで、現場での学びの質は格段に高まります。

実習の目的と評価ポイントを押さえよう

臨床実習の目的は、患者さんとの関わりを通じて、臨床的な判断力や対応力を身につけることにあります。

教科書だけでは得られない“現場感”を体験し、理学療法士としての視点や考え方を養っていきます。

また、実習では技術的なスキルだけでなく、日々の態度や「報告・連絡・相談」といった基本的な行動も評価の対象です。

社会人としてのマナーや、患者さんやスタッフとの円滑なコミュニケーション力も、重要な評価ポイントとなります。

こうした点を意識しながら取り組むことで、実習の質は大きく向上し、より深く実践的な学びへとつながります。

実習スケジュールの流れを確認しよう

実習の期間や内容は施設によって異なりますが、基本的なスケジュールの流れは共通しています。

初日はオリエンテーションや施設内の案内が行われ、その後は担当患者の評価や記録の作成、カンファレンスへの参加が中心になります。

中盤からは、徐々に自主的な関わりが求められ、指導者の助言を受けながら技術を実践する機会が増えていきます。

終盤には、これまでの学びをまとめた発表や報告書の作成を行うことが多く、日々の取り組みが成果として現れる場面でもあります。

▼理学療法士の具体的な1日の流れはこちら▼

事前にこうした実習の流れをイメージしておくことで、本番でも落ち着いて行動しやすくなります。

実習前の準備チェックリスト

実習をスムーズにスタートさせるためには、事前の準備がとても大切です。

必要な持ち物をそろえるだけでなく、心構えや事前学習といった「中身の準備」も、実習を成功させるうえで欠かせません。

がしゃ助

どのような症例が多いか、あらかじめ勉強しておいたほうがいいことはなにか、バイザーに確認しよう!

実習が始まってから慌てないように、必要なアイテムをあらかじめリストアップし、余裕をもって準備しておきましょう。

また、実習中に役立つ便利グッズや、先輩たちが実際に使って「これは良かった」と感じたアイテムをチェックしておくと、より安心して臨むことができます。

このパートでは、実習前に準備すべきものを、具体的かつわかりやすく紹介していきます。

必要な持ち物・準備物一覧

実習を安心してスタートするためには、必要な持ち物を事前にしっかり準備しておくことが大切です。

白衣名札室内シューズ文房具などの基本アイテムに加えて、実習先によっては特定の持ち物を求められることもあるため、事前の確認が欠かせません。

また、角度計打腱器メジャーといった測定器具も、必要な場合があります。

うっかり忘れて困ることがないよう、チェックリストを活用して早めに準備を進めましょう。

万全の準備ができていれば、実習初日も余裕を持って落ち着いて臨むことができます。

実習での服装・身だしなみマナー

臨床実習では、技術や知識だけでなく、服装や身だしなみも評価の対象になります。

患者さんや医療スタッフに安心感を与えるためには、清潔感と控えめな印象が大切です。

がしゃ助

知識・技術<身だしなみ・マナーです。

白衣はシワや汚れのない清潔なものを着用し、髪型はシンプルで顔まわりをすっきりさせましょう。

メイクはナチュラルに、アクセサリーや香水は控えるのが基本です。派手な身だしなみは医療現場にふさわしくありません。

第一印象は短時間で決まり、その後の関係性にも影響を及ぼします。日々の身だしなみに気を配ることは、信頼される医療人への第一歩です。

実習前に復習しておきたい基礎知識・技術

臨床実習に備えるうえで、基礎的な知識と技術の復習は欠かせません。

現場では、関節可動域の測定筋力評価バイタルサインのチェックといった基本技術を日常的に使用します。

これらは学生にとっても実際の臨床に触れる重要なステップです。

また、解剖学や運動学の理解は、患者さんの状態を把握するための土台になります。

筋や関節の構造、動きのメカニズムを理解しておくと、観察や介入の際に自信を持って行動できるでしょう。

がしゃ助

総合病院、老健、クリニックで求められる病識は異なります。

苦手な分野がある場合は、教科書やノートを見直し、早めに復習しておくことがポイントです。

しっかり準備しておくことで、実習中の不安を減らし、より積極的に現場に臨むことができます。

事前学習におすすめの参考書・教材

実習に向けての事前学習では、信頼性が高く、自分のレベルに合った参考書や教材を選ぶことがポイントです。

たとえば、評価や治療技術を図解でわかりやすく解説している書籍は、視覚的に理解を深められるため、臨床現場での応用にも役立ちます。

また、実際の臨床シーンを再現したケーススタディ集は、思考力や臨床判断力を養うのに最適です。

学校で使っている教科書の復習はもちろん、より実践的な内容に特化した教材を組み合わせることで、知識を臨床に結びつける力が高まります。

がしゃ助

レポート作成時には文献や本が必要です。

自分の理解度や学習スタイルに合った教材を選べば、効率的に準備を進められるでしょう。

理学療法士の臨床実習前の事前学習におすすめの具体的な参考書・教材リストをジャンル別にご紹介します。

いずれも実習生や若手セラピストに支持されている実績のある書籍です。

🔍【評価・治療技術を図解で学ぶ参考書】

『理学療法評価学テキスト 改訂第2版』(監修:細田多穂)
基礎から評価手順までを体系的に学べる定番書。学生や新人にもわかりやすい。

『運動療法のための機能解剖学的触診技術』(著:林典雄)
触診の基本技術を動画や写真で丁寧に解説。実習で必ず役立つ身体観察の力が養えます。

🧠【臨床推論・ケーススタディ】

『6ステップで組み立てる理学療法臨床実習ガイド』(著:木村大輔)
実際の症例をベースに、臨床推論→症例報告の書き方まで学べる学生向けの本。

『理学療法 臨床実習サポートブック』(著:岡田慎一郎)
歩行図や動作図もあり、参考になる一冊。Webからアクセスできる点も高評価。

📘【基礎知識の復習用】

『標準理学療法学 専門分野シリーズ(運動学・解剖学・内科学など)』医学書院
学校の講義でも使われる定番シリーズ。実習前に基本の再確認に最適。

⑥『ビジュアルレクチャー理学療法基礎評価学』(編集:臼田 滋)
イラスト中心で理解しやすく、試験対策にも使える一石二鳥の教材。

📱【スマホで使える補助教材】

『mediLink(メディリンク)』アプリ:PT国試対策や疾患別解説がスマホで学べる
ちょっとした空き時間の復習に便利。

実習で失敗しないための心構えとマナー

臨床実習で失敗を防ぐためには、事前の心構えと基本的なマナーをしっかり理解しておくことが大切です。

実習はあくまで「学ばせてもらう場」であり、常に謙虚な姿勢を持って臨むことが求められます。

現場では、挨拶・報告・連絡・相談(報連相)といった社会人としての基本行動が、信頼関係の構築に直結します。

技術や知識だけでなく、こうした態度面も評価の対象となるため、日頃から意識して行動することが大切です。

また、わからないことを素直に質問する姿勢や、気づきをメモに残す習慣も、積極的な学びの姿勢として高く評価されます。

失敗を恐れず前向きにチャレンジする気持ちが、実習を大きな成長の機会に変えてくれるはずです。

実習先での基本マナーとタブー

臨床実習では、社会人としての基本的なマナーを守ることが、信頼を得る第一歩です。

時間厳守、丁寧な言葉遣い、礼儀正しい態度は、すべての実習生に求められる最低限のルールです。

一方で、スマートフォンの私的使用や私語、無断行動は、実習生としての評価を大きく下げる重大なタブーです。

がしゃ助

わからないことは指導者に確認をとりましょう。

これらの行為は、実習先のスタッフや患者さんに不快感や不信感を与える原因になります。

また、実習中は、「学ばせてもらっている」という謙虚な気持ちを忘れず、患者さんやスタッフに対しては常に感謝と敬意を持って接することが大切です。

ほんの些細な行動や言葉遣いひとつで、相手の印象は大きく変わります。

自分の立場と振る舞いを常に意識し、信頼される実習生を目指しましょう。

指導者との関わり方のコツ

実習中の指導者との関係づくりは、学びの深さや実習の充実度に大きく影響します。

指導者との関わり方のコツをまとめました。

・明るく元気な挨拶
・わからないことは遠慮せずに質問する
・指摘を素直に受け止める姿勢
・メモを取りながら耳を傾ける
・報告、連絡、相談の徹底

以上を心掛けることで、指導者と円滑にコミュニケーションがとれるはずです。

また、自分からこまめにコミュニケーションを取ることで、スムーズな関係が築け、指導も受けやすくなります。

「教わる」だけでなく、「信頼される実習生」であることを意識することが、実りある実習への近道です。

患者さんとのコミュニケーションのポイント

患者さんとのコミュニケーションは、実習において特に重要な学びのひとつです。

まずは笑顔と丁寧なあいさつを心がけ、患者さんに安心感を与えることを意識しましょう。

話す内容だけでなく、患者さんの表情や反応にも注意を向けることが、信頼関係を築くカギとなります。

がしゃ助

ゆっくり話をきいてくれるだけで患者さんの気持ちは救われます。

専門用語はできるだけ避け、わかりやすい言葉で伝えることも大切です。

また、患者さんの話にしっかり耳を傾ける傾聴の姿勢を持ち、共感を示すことで、より良い関係を築くことができます。

こうしたコミュニケーションを通して、患者さんの気持ちを理解し、安心して治療を受けてもらえる環境づくりに努めましょう。

実習中にやってはいけないNG行動

実習中は、学ぶ姿勢だけでなく日々の行動にも細心の注意が必要です。

以下のようなNG行動は、信頼を大きく損ね、評価に悪影響を及ぼす恐れがあります。

無断での遅刻や欠席
報告、連絡、相談を怠る
私語や軽率な発言
スマートフォンの使用
メモを取らない・聞き流す姿勢

こうした行動は、「少しくらい大丈夫」と思っていても、周囲にはしっかり見られています。

常に実習生としての立場を意識し、誠実で謙虚な姿勢を持って行動することが大切です。

実習中に役立つ実践スキル

実習を充実した学びの時間にするためには、現場で活かせる実践スキルを意識的に身につけることが重要です。

中でも以下のスキルは、特に実習中によく求められます。

患者さんの状態を正確に把握する力
指導者の助言を活かす姿勢
記録・実習日誌の書き方
コミュニケーションと報連相の実践

これらのスキルは、実習だけでなく将来の臨床現場でも大いに役立ちます。

「今、自分に何ができるか」を常に意識しながら、ひとつひとつ丁寧に積み重ねていきましょう。

実習日誌・記録の書き方とコツ

実習日誌や記録は、単なる報告のためではなく、自分の学びや成長を可視化するための重要なツールです。

正しく活用することで、理解を深め、次につながる行動がとれるようになります。

◆ 書き方のポイント

具体的な出来事を簡潔に記録する
主観と客観を分けて書く
こまめな記録を習慣にする
フィードバックを反映する

記録は「面倒な作業」と思われがちですが、継続することで自分の成長を客観的に見ることができ、自信にもつながります。

丁寧な記録が、実習の成果を最大化する第一歩です。

効果的なノート術とメモの取り方

実習中のノート術やメモの取り方は、限られた時間の中で多くのことを吸収するための重要なスキルです。

ただ書き写すのではなく、ポイントを整理しながら記録することで、理解が深まり、復習にも役立ちます。

◆ 実習で役立つメモ・ノートの工夫

見出し・箇条書きで整理する
重要なキーワードを強調する
図やイラストを取り入れる
略語や記号を工夫する
あとから整理し直す時間をとる

◆ メモを取るときの心がけ

  • 話を聞きながら“要点だけ”を抜き出す練習をしておく
  • 書くことに集中しすぎず、相手の話をよく聞く姿勢を大事にする
  • 指導者の言葉は一言一句メモしようとせず、要点→復習の流れを意識する

「記録すること=学びを整理すること」です。

ノートやメモは、単なる記憶のためではなく、自分の“理解を深めるツール”として活用しましょう。

しっかり準備すれば、実習の吸収率が飛躍的に高まります。

自主学習と復習の進め方

実習を終えたあとの自主学習と復習は、学んだ知識を定着させるうえで非常に重要です。

現場で得た経験を振り返り、自分に足りなかった部分を客観的に見つめ直すことが、次の成長につながります。

◆ 効果的な復習の進め方

実習日誌や指導者のフィードバックを活用する
関連する教科書や資料を読み直す
スケジュールを立てて計画的に学ぶ

がしゃ助

本や文献で復習することで、理解が深まります。

◆ 復習を習慣化するために

  • 学んだことをアウトプット(人に説明・要約)する
  • 苦手分野を小さな単位で分けて復習する
  • 成長を記録する「振り返りノート」などを活用する

実習は「終わってからが本当のスタート」です。

学びを“経験で終わらせず”、知識として身につけるためにも、実習後の復習を丁寧に積み重ねていきましょう。

ミスをしてしまったときの対応方法

実習中にミスをしてしまうことは、誰にでも起こり得ます。

大切なのは、その後の対応です。

落ち着いて、誠実に行動しよう
原因を分析し、次に活かす
記録と振り返りで成長につなげる

ミスを「ダメなこと」と捉えるのではなく、「学びのチャンス」として前向きに受け止める姿勢が、実習生としての成長を加速させます。

がしゃ助

新人や実習生がミスすることを前提に、先輩理学療法士は働いているのでOKです!

実習中のメンタル・体調管理

実習中は精神的・身体的な負担が大きいため、メンタルと体調管理が重要です。

十分な睡眠やバランスの良い食事を心がけ、ストレスを感じたら適度に休息を取ることが大切です。

がしゃ助

健康管理をしっかり行うことで、実習を最後まで乗り切れます。

無理をせず、自分の限界を理解しながら行動しましょう。また、悩みや不安があれば周囲に相談することも重要です。

実習中のストレス対策と心の整え方

臨床実習では、初めての環境や慣れない人間関係、緊張感の連続で、誰でもストレスを感じやすくなります。

そんなときは、無理をせず、自分なりの方法で心を整えることが大切です。

まずはリラックスできる習慣を
感情を否定せず、受け止める
ひとりで抱え込まずに相談を
小さな成功を積み重ねよう

実習中はがんばる気持ちと同じくらい、自分をいたわることも大切なスキルです。

ストレスとうまく付き合いながら、自分らしく実習に取り組んでいきましょう。

モチベーションを保つ工夫

実習期間は緊張や疲労が続き、やる気が下がってしまうこともあります。

そんなときこそ、モチベーションを上手に保つ工夫が必要です。

小さな目標を立てよう
自分を励ます言葉を使おう
無理しすぎず、適度に休む
仲間と励まし合う

自分に合った方法でモチベーションを保ちながら、実習を楽しく、前向きに乗り越えていきましょう

体調管理と健康維持のポイント

実習を最後まで元気に乗り切るためには、体調管理と健康維持がとても大切です。

毎日の生活習慣を少し意識するだけでも、大きな違いが生まれます。

しっかり眠る
バランスの取れた食事
こまめな水分補給
軽い運動でリフレッシュ

自分の体調としっかり向き合いながら、無理のないペースで実習に取り組むことが成功への近道です。

がしゃ助

睡眠、運動、食事のバランスを保ち、自律神経を整えよう!

実習を成長の機会に変えるために

実習は知識や技術を実践で試し、自分を成長させる絶好の機会です。

積極的に質問し、失敗を恐れずチャレンジする姿勢が大切です。

がしゃ助

ただ実習を受けるだけでなく、PTとして働く姿をイメージすることが大切です。

指導者や患者さんからのフィードバックを真摯に受け止め、改善点を見つけましょう。

また、日々の振り返りを習慣化して、学びを次につなげる努力を続けることが重要です。

実習を通じて自己成長を実感し、自信を深めていきましょう。

自分の成長を記録・振り返る方法

実習をより充実したものにするためには、自分の成長を記録し、振り返ることがとても大切です。

◆ 実習日誌やノートに「学び」を残す
◆ 定期的に振り返る時間をつくる
◆ 目標設定と達成度のチェック

振り返りは、自分を客観的に見るための大切な習慣です。

小さな成長を積み重ねて、自信につなげていきましょう。

実習後のフィードバックの活かし方

実習後に受けるフィードバックは、今後の成長につながる貴重なヒントです。

指導者のアドバイスを正しく受け止め、次のステップに活かしましょう。

◆ フィードバックは素直に受け止める
◆ 改善に向けた行動計画を立てる
◆ ポジティブな評価は自信に変える

フィードバックをただ受けるだけで終わらせず、行動に移すことが継続的な成長への鍵です。

実習を通して得た学びを、次のステージで活かしていきましょう。

実習での学びを就職活動に活かす方法

実習で得た経験やスキルは、就職活動における大きな強みとなります。

学びを自分の言葉で整理し、的確に伝える準備をしておきましょう。

◆ 実習内容や成功体験を具体的に伝える
◆ 課題への向き合い方もアピール材料に
◆ 自己分析と結びつけてストーリーをつくる

就職活動では、「何を学んだか」「どんな成長があったか」を自分の言葉で伝えることが信頼につながります。

実習経験をしっかり振り返り、未来の自分を印象づける材料として活用していきましょう。

先輩たちからの実習アドバイス集

先輩の体験談は、実践的で信頼できるヒントが詰まっています。

実習前の準備や実習中の心構え、実際の対応方法まで、リアルな声は不安の軽減にもつながります。

失敗談や成功体験を通して、自分なりの工夫や対策を見つけ、より充実した実習にしましょう。

①実習体験談:大変だったけど乗り越えられた!

C整形外科クリニック(外来リハビリ)/理学療法士学科・4年生

「最初の1週間は、とにかく緊張の連続でした。指導者の先生や患者さんとの関わり方に戸惑い、毎日家に帰るとぐったりしていました。でも、日誌を書いて振り返ったり、同期と電話で話したりする中で、自分の成長に少しずつ気づけるようになりました。

特に印象に残っているのは、ある患者さんから『あなたに会うと元気が出るよ』と言われたときです。まだ技術も未熟で自信がなかった私にとって、その言葉が何よりの励みになりました。

実習中は失敗もたくさんありましたが、指導者の方が丁寧にフィードバックをくださり、その都度立ち止まって考える機会になりました。今では『大変だったけど、確実に自分は成長できた』と思える経験です。」

②実習体験談:実習前に知っておきたかったこと

A病院(回復期リハビリテーション病棟)/理学療法士学科・3年生

「正直、実習前は“とにかく頑張らなきゃ”って気持ちばかりで、具体的にどう準備すればいいか全然わかってなかったんです。最初の数日は、緊張と空回りで毎日ヘトヘト…。『ちゃんと見てもらえてるかな?』『迷惑かけてないかな?』ってずっと気にしてました。

今思えば、“わからないことはその場で素直に聞く”ってめちゃくちゃ大事。聞くのが怖くて黙ってたら、逆に“やる気がない”って思われちゃって…。もっと早く気づけばよかったな〜って本気で思いました。

あと、実習先によってルールや雰囲気が全然違うので、1日の流れとか、ちょっとしたマナーも事前に聞いておくと安心です。持ち物とか服装はOKでも、“言葉づかい”や“報告のタイミング”で焦ることも多かったので。

最初から完璧じゃなくていいんだなって、実習が終わってやっと実感しました。“素直に、真面目に、前向きに”で、なんとか乗り切れます!」

③実習体験談:失敗して落ち込んだけど、それが転機になった

F病院(急性期病棟)/理学療法士学科・3年生

「3週目に入ったころ、担当患者さんへの説明のときに言葉がうまく出てこなくて、指導者の先生に“もっと自信を持って話して”って注意されたんです。その場では“すみません…”って答えたけど、内心かなり落ち込んで、正直“もう向いてないかも…”って思いました。

でも、あとで先生が“失敗してもいいから、伝えようとする姿勢が大事だよ”って声をかけてくれて、すごく救われたんです。それからは、患者さんへの声かけも“うまく話す”より“相手に伝える”ことを意識するように変えました。

完璧を求めすぎずに、“今の自分ができることを丁寧にやる”って切り替えられたのが、後半の自信につながったと思います。今となっては、あの失敗があったからこそ大事なことに気づけたと感じています。」

先輩が実際に使っていた便利グッズ・参考書

実習をスムーズに進めるために、先輩たちが実際に使っていたアイテムや資料は非常に参考になります。

ポケットに入る小型メモ帳とボールペン

すぐにメモが取れて便利です。

アラーム付きタイマー

検査や訓練の時間管理に役立ちます。

携帯しやすい手引書や参考書

空き時間にさっと確認できます。

・動画教材やアプリ

通学時間などのスキマ時間に知識を補えます。

これらのツールを活用することで、効率的に学べるだけでなく、実習中の不安も軽減できます。

準備段階から少しずつ取り入れて、自分に合ったスタイルを見つけましょう。

まとめ

理学療法士の実習は、学生生活の中でも特に大きな学びの場です。

現場での経験を通して、知識や技術だけでなく、コミュニケーション力や責任感も育まれます。

がしゃ助

実習を成功させるためには、準備から心構え、日々の振り返りまで、幅広い視点が求められます。

この記事では、実習を安心して乗り切るためのポイントを詳しく解説しました。

特に意識しておきたい要点は以下のとおりです。

実習成功のためのチェックポイント

  • 持ち物・服装・身だしなみのマナーを確認する
  • 実習の目的や評価基準を理解し、目標を立てる
  • 指導者や患者さんとの丁寧なコミュニケーションを意識する
  • 実習日誌や記録は具体的に書き、日々の学びを振り返る習慣をつける
  • 体調管理とストレス対策を怠らず、健康な状態で臨む
  • 失敗を恐れず前向きに取り組む姿勢を持ち、フィードバックを成長に活かす
  • 先輩のアドバイスや便利グッズを上手に取り入れて実習を効率化する
  • 実習経験を就職活動に活かすため、成果や気づきを整理しておく

これらのポイントを意識して実習に取り組めば、不安が減り、自信を持って現場に立つことができるはずです。

また、実習を「ただの課題」と捉えるのではなく、自分の将来につながる大切なステップと考えましょう。

毎日の記録や振り返りを積み重ねることで、理学療法士としての土台がしっかりと築かれていきます。

最後に実習は大きな成長のチャンスです。

緊張や不安もあると思いますが、それ以上に得られる学びや達成感は、あなたの将来を力強く支えてくれる財産となります。

この記事の内容を参考に、しっかりと準備を整えて、自信を持って実習に臨んでください。

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この記事を書いた人

10年目の現役理学療法士(PT)です。
当サイト「リハジョブ」では、「理学療法士が60歳まで不安なく働ける」ことをテーマに理学療法士の悩み・転職情報を中心に発信しています。
私は10人以上のSV(スーパーバイザー)、30人以上の実習生を指導。FP2級を取得し、社会人として必要な税金・金融・ライフプランの知識を網羅。
現役理学療法士で将来に不安を感じている方も多いと思います。少しでもその不安・悩みを解決していただけるよう、全力でサイト運営していきます。

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