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こんにちは!平社員Kです。
私は整形外科クリニックに勤める9年目の理学療法士です。
今回は、こういった質問に答えていきます。
理学療法士がオワコンって言われているのは本当?
オワコンとは、終わったコンテンツの略称です。時代に合っていない、ブームが去った、という意味で使われます。
「○○業界は、もうオワコン」って言葉よく耳にしますよね?
悲しいことに理学療法士はオワコンと、世間では言われています。
今回の記事では、理学療法士がオワコンと言われる理由5選を紹介し、本当に将来性が無い業界なのか解説します。
理学療法士がオワコンな理由5選
理学療法士が「オワコン」と言われている決定的な理由は、以下の5選です。
・給料や昇給が低い
・理学療法士が飽和している
・今後は高齢者が減少する
・年功序列の崩壊
・ストレスが多い労働環境
理学療法士は、医療系国家資格を有しながらも「将来性がない」「オワコン」な業界と言われているのです。
給料、昇給が低すぎる
理学療法士の平均年収は、約426万円です。(引用:厚生労働省)
日本人の平均年収は約443万円となっており、理学療法士の給料はお世辞にも高くありません。
命が関わる責任の重い仕事にもかかわらず、勤め先によっては昇給がない病院も少なくないのです。
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理学療法士が飽和している
理学療法士は、毎年1万人増加しています。
日本理学療法士協会によると、現在は133,133名(R5年)が在籍しています。
上記グラフのH14年とH26年を比較してみると、人数は5倍に膨れ上がっており、今後も増加が見込まれる状況です。
理学療法士が増えることにより、リハビリの専門性や希少性が薄れることが懸念されるため「オワコン」と言われています。
高齢者は減少していく
理学療法士は、身体機能の低下した高齢者を中心とした幅広い年齢層にリハビリを実施します。
現在は少子高齢化が社会現象となっており、リハビリを必要とする方の増加が見込まれる状況です。
しかし、高齢者は2041年を境に減少していくことが予想されています。
リハビリの対象となっていた高齢者が減るにもかかわらず、理学療法士は増え続けることが予想されるため、今後は理学療法士の競争が激しくなっていくのです。
年功序列の崩壊
従来より、日本では「年功序列」や「終身雇用」の体制を大切にしてきました。
しかし、少子高齢化が進んだことにより年功序列の崩壊が進んでいます。
理学療法士業界では、年功序列が崩壊することにより、50歳や60歳になっても若者と変わらない生産性が求められるのです。
管理職になって書類業務だけ行う時代は過ぎ去ってしまうんだね
部長や課長などの管理職になれる人は限られているため、それ以外の理学療法士は20代や30代と同じ量のリハビリを実施する必要があります。
ストレスの多い労働環境
理学療法士はやりがいのある仕事を提供できる反面、ストレスがとても多いです。
「理学療法士のストレス」と聞いて、みなさんは何を思い浮かびますか?
上司との考え方の違い、リハビリ方法の押しつけ、多職種との連携不足、患者とのコミュニケーション疲れ・・・
患者さんの命に関わる仕事として責任を持ちながらも、さまざまなストレスを抱えながら働くことになるため、人によっては給料に見合わない仕事と感じるのです。
理学療法士としてオワコンに負けない対策
結論、理学療法士がオワコンな業界なのかは、その人の働き方次第と言えるでしょう。
確かにリハビリを含めた医療系は、給料に見合わない責任が伴うことが多いです。
残念ながら理学療法士として、目の前の業務をこなすだけで給料を貰うことができる期間は残り少ないのではないかと感じています。
・副業を行うことで収入を増やす
・負担の少ない職場へ転職する
・専門的な知識やスキルを身につける
しかし、転職や副業を通して仕事との向き合い方を変えることにより、オワコンな将来を変えることができます。
副業により収入を増やす
理学療法士のオワコン化を防ぐ方法として、最も有効なのが「副業でお金を稼ぐこと」です。
副業を通してお金を稼ぐメリットは2点あります。
・収入の柱が増える
・本業に頼らない生き方を身につけられる
副業にはブログ、Webライター、動画編集など幅広いジャンルが存在しています。
本業+副業を行うことにより、収入源を増やし安定した生活が可能となるのです。
Job総研が全国336人にアンケートを実施したところ、「現在、副業をしている」と答えた人は全体の22.6%(76名)でした。そのうち約70%は2022年内に副業をはじめています。
世の中全体が副業ブームなんだね
さらに、PTは「理学療法士」という医療系国家資格を副業に生かせるため、コツコツと副業実績を積むことができます。
より良い職場へ転職する
理学療法士は国家資格を保有していることが最大の強みです。
日本全国47都道府県どこへ行っても働ける職業という自覚を持ち、自分が働きやすく楽しい職場へ転職することをおすすめします。
上司や同僚との人間関係、勉強したい分野の違い、劣悪な労働環境などにストレスを感じるのであれば、今すぐに転職すべきです。
転職はリスクが高い。なかなか踏み出せない・・・
そんな方は、まずは「転職活動」だけでも行ってみましょう!
・転職活動は0円(タダ)でできる
・ほかの職場との給料や福利厚生を比較できる
・自分の市場価値を把握できる
実際に転職活動をしてみると、今以上に良い職場が見つかることもあります。
しかし、意外にも「ほかの職場と比べて給料を高く貰えている」「有休や勤務体制が柔軟」など、現在の職場がどれほど優れているのか気づかされる場合もあるのです。
▼実際に利用した理学療法士の転職サイトを比較しました▼
経験やスキルを身につける
理学療法士として、より専門的な知識やスキルを身につけることで、他の理学療法士と差をつけることができます。
具体的には・・・
・病院外の勉強会に参加する
・専門、認定理学療法士を取得する
普段関わることのない理学療法士と意見を交換することにより、新たな知識や考え方を見つけます。
全国的に取得人数の少ない「専門、認定理学療法士」を取得すれば、権威性や差別化が可能です。
認定理学療法士 | 専門理学療法士 | |
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取得者数 | 14,594名 | 1,715 |
最多取得分野 | 運動器(4,521名) | 運動、スポーツ理学療法(523名) |
最少取得分野 | 褥瘡・創傷ケア(21名) | 物理療法(35名) |
将来に渡って、患者さんや病院から重宝される理学療法士となれるでしょう。