はじめての実習で「何を持っていけばいいの?」と悩む理学療法学生は多いですよね。
私も最初は不安で、現場で困った経験があります。
この記事では、理学療法を学ぶ学生が実習で必要な持ち物をわかりやすく紹介します。

- 10年目の現役理学療法士(PT)
- 整形外科クリニックに勤務
- スーパーバイザーとして10人以上の実習生を指導
- 理学療法士ブロガー×Webライターとして活動中
理学療法士の日常を発信するブロガー。給料、労働環境、人間関係などを通して理学療法士の将来性を考えるブログです。
実習をスムーズに乗り切るための準備や便利グッズも知ることができ、安心して当日を迎えられますよ。
「これで大丈夫」と自信を持ちたい理学療法学生のあなたに読んでほしい内容です。
実習は「準備力」で差がつく
理学療法士を目指す学生にとって、臨床実習は大きな壁といえる場面です。
限られた期間で多くを学び、指導者から評価されるためには、事前の準備が非常に重要になります。
とくに「なにを持って行くか」は、実習のスムーズな進行や信頼の獲得に直結します。

患者や指導者から信頼を得るための第一歩です。
準備不足で焦ったり、周囲に迷惑をかけてしまったりする学生も実際に少なくありません。
だからこそ、実習に臨む前の「持ち物のチェック」が、成功のステップになるのです。
実習で必須の持ち物リスト【基本編】
実習に持っていくものに迷った理学療法学生は、まず基本を押さえましょう。
記録や評価をスムーズにこなすためには、必要最低限の道具が欠かせません。
ここでは、どの実習先でも共通して役立つ「定番アイテム」を紹介しています。
実習中によくある困りごとを防ぐためにも、忘れずに準備しておきたいものばかり。
迷ったときは「これだけ持っていれば大丈夫」と思える安心の持ち物リストです。
バインダー(A4サイズ)
多色ボールペン(黒・赤・青・緑)
腕時計(アナログ/デジタル)
わたしも職場で腕時計をしています。
アナログタイプでもいいのですが、ストップウォッチなどの機能がついているスマートウォッチのほうが機能性に優れていておすすめです!
あると便利なグッズ【+αで快適編】
実習では最低限の持ち物だけでなく、+αの便利アイテムが快適さを左右します。
ちょっとした道具があるだけで、体力や精神的な負担がグッと減る場面も少なくありません。
ここでは、現場で「これがあって助かった!」と感じた便利グッズを厳選して紹介します。
見た目の印象を良くするものから、動きやすさや清潔感をサポートするものまでさまざま。
よりよい実習環境を整えるために、ぜひチェックしておきたいアイテムばかりです。
スクラブ・白衣・ケーシー
ケーシーは学校指定のものがあると思うので、それを着用するようにしてください。
シューズ・クロックス
▼新人や学生向けのシューズはこちらの記事で紹介しています▼
こちらも学校指定のものがあれば、それを着用してください。
ポケットメモ&ポケット参考書
メモ帳は100均で十分ですが、一応紹介しておきます。
わたしが学生の時に実際に使っていた参考書はこちらです↓



ポケットサイズの参考書があると持ち運びも手軽で便利ですよ。
実習後に「買っておけばよかった」と後悔したもの
実習を終えた多くの理学療法学生が口にするのが、「もっと準備しておけばよかった…」という一言です。
実際、現場に立って初めて気づく不便さや、小さな道具のありがたみは想像以上に大きいもの。
ここでは、実習後に「持っておけばもっと快適だった」と後悔されやすいアイテムを紹介します。
どれも細かいアイテムではありますが、ちょっとした場面で大きな安心感をもたらしてくれるものばかり。
あとから買い直すより、最初から準備しておくことが実習成功のカギとなります。
実際に後悔しやすいアイテム例
ネーム印(シャチハタ)
提出物や記録書類の押印に必要なことがあり、持っておくと安心です。
替えの靴下・インナー
汗をかいたり突然の雨に備えて、1組予備があると快適さが違います。
折りたたみ傘
訪問リハや移動のある実習先では必須。カバンに常備しておくのがベスト。
モバイルバッテリー
実習記録をスマホでメモする場合や、緊急連絡に備えるうえでもあると便利。
個人用アルコールスプレー
共用の消毒液がない場面でも、自分で衛生管理ができるので安心です。
どれも1000円以下〜手軽に揃うものばかりですが、あるかないかで気持ちの余裕がまったく違います。



実習の必須アイテムではないですが、快適な実習生活を送るうえでは必要なアイテムです。
「失敗した…」と後悔しないためにも、持ち物準備は実習前の大事な仕事の一つとして、抜かりなく進めていきましょう。
持ち物選びで失敗しない3つのポイント
実習の持ち物は「とりあえず買えばいい」というものではありません。
現場で本当に役立つものを選ぶには、いくつかのコツを押さえておく必要があります。
ここでは、理学療法学生が持ち物選びで失敗しないための3つのポイントを解説します。
実習中に「買い直しが必要だった…」と後悔しないためのヒントが満載です。
準備に迷ったときは、まずこの考え方を基準にして選んでみてください。
・安さより「耐久性・快適性」を重視
・静音、防臭、軽量は超重要
・実際の声を活用する
まとめ:備えが安心につながる
理学療法士を目指す学生にとって、臨床実習は大きな成長のチャンスです。
しかし、当日に向けての準備を怠ると、思わぬところでつまずくこともあります。
とくに「持ち物の準備」は、実習のスムーズな進行や印象にも影響を与える大切な要素です。
この記事では、実習を控えた理学療法学生に向けて、持ち物の選び方を中心に解説してきました。
忘れ物による焦りや不安をなくし、学びに集中できるように、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
✅ 特に押さえておきたい重要ポイント
- 最低限必要な基本アイテム(バインダー・多色ペン・腕時計など)を必ず準備する
- スクラブやナースシューズなど、快適に動ける装備は+αで差がつく要素
- 実習を終えた学生が後悔した“あったらよかった”アイテムも参考にする
- 安さだけで選ばず、「現場で使えるか」で持ち物を判断することが大事
- ネットショップを活用して、早めに・効率よく必要な物をそろえる
実習中は「体力的な負担」だけでなく「精神的な緊張」もあるため、持ち物で感じるストレスはなるべく減らしておくのが理想です。
ちょっとした準備の差が、現場での安心感や指導者からの評価にもつながってきます。
また、先輩や現役PTの体験談を参考にすることで、より現実的な視点で準備ができるようになります。
▼学生のための準備術&先輩からのアドバイス集はこちら▼
この記事の内容を活用すれば、必要なものが明確になり、「自信を持って実習に行ける状態」が自然と整います。
今後、何度か実習を経験する中でも、この「持ち物準備の基本」は繰り返し役立ちます。
しっかり備えておくことで、よりよい学びと成果を得られる実習につながるはずです。