こんにちは。みつるです。
トランスファーボード2回目です。
(前回の記事はこちら⇒トランスファーボード編①)

今回は、トランスファーボードの使用方法等を記載していきます。
※対象者がお一人で移乗する場合にも使用することがありますが、以下は人的介助で行うことを前提として書いています。

対象者使用条件

基本端坐位保持が自立している方 (支持物把持で安定していれば可)。
扱いに慣れた方であれば、座位に軽度の介助が必要な場合でも可能かと思われますが、操作が難しくなり、転落等の危険性が高まるので、その際はリフト等その他の用具の検討が必要と思われます。

使用環境

 

○座位をとっている場所から移乗する場所の高さが同一、または調整可能な場所。

※移乗する側を低くすることで移乗させやすくなりますが、滑り落ちの危険性も高まります。同じ高さでも十分滑りますので、一度同じ高さで試してから決めてください。

○その間に障害物がない事

(車椅子⇔ベッドであれば、車椅子は跳ね上げ式もしくは取り外し可能な物で、ベッドは電動で高さ調整が可能な物)

注意点

ボードと肌が直接触れる状態での使用は、摩擦により怪我をする可能性があるため、
対象者は衣服を着用した状態で使用すること。

使用方法

では、以下に実際の使用方法を書いていきます。介助方法がわかりやすいように介助される側の人には大げさに動いてもらっています。また、実際に介助されるときはもっと近づいて行ってください。

  • 準備

 

 

車椅子を左の写真のように対象者の横につけます。

←要介護者役のだいすけさんです。

 

 

 

 ①ボードの差し込み

  

  

要介護者の身体を傾け、ボードをお尻の半分くらいを目途に差し込みます。

要介護者の右足を前に出しておくとよりスムーズに移乗できます。

 

 

 

 


  

 

 

←入れ終わった後は、こんな感じの位置関係になります


 

【別法】

左写真は介助者が片膝をついて行うやり方です。片膝をつくことで安定性が増し、より介助がしやすくなりますが、床と膝が接触するため、衛生面での配慮が必要となります。状況に応じて介助方法を選択してください。

 


②ボードの位置

                         【○】              

  

位置関係がわかりやすいよう、要介護者は省いた写真を載せます。ボードが真中まで来ていれば十分です!

【×】のように、一番奥までボードが来るようにすると、移乗後、ボードを抜きにくくなります。

    


                          【×】


 ③移動【前半】

  

 

介助者は、要介護者の右のお尻に体重をかけるように、体を傾け、滑らしていきます。


④移動【中盤】

 

 

介助者は肩甲帯と反対の腰部を支持し、ゆっくりとボードの上を滑らしていきます。その際、可能であれば対象者に車椅子のアームレストを持っていただくとより安全に行えます。


 

 

【注意】

この移動の時が、転落の危険性が一番高いです。前方へ滑り落ちる可能性があるので注意が必要です。


⑤移動【後半】

 

 

要介護者がボードの端まで来たら、今度は左のお尻に体重がかかるように介助します。介助者は、左手は要介護者の体をまっすぐに戻すようにすると同時に、右手で腰部を押し込みます。こうすることで、お尻がしっかり奥に入り、座りなおす必要がなくなります。


⑥ボードを抜く

 

 

要介護者を右に傾け、ボードを引き抜きます。


⑦完了

アームレストを降ろして、移乗介助完了です!

 

慣れれば、楽に移乗介助を行うことができます。

本当によく滑りますので、滑り落ちにだけは注意してくださいね。

次回は、もう少し詳しく理解を深めるため、要介護者の動きやボードの位置に注目して書かせていただきます。