河原です。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?前回は沖縄のPTOTST事情を書きましたが、今回は秋田県です。秋田県で思いつくのは、雪、なまはげ、くらいであまり知識がありません。なぜ今回秋田県について書くかと言いますと、この秋田県は療法士の数がとても(日本一)少ないからです。しかもPT、STの対人口比率においては他の地域に大きな差をあけての最下位です。そんな秋田県の療法士事情について書いてみます。

 秋田の療法士数人口1万人に対して
(全国)
人口1万人に対して
(秋田)
養成校
PT509人(47位)8.2人4.9人(47位)2校
OT501人(44位)4.7人4.8人(27位)1校
ST77人(47位)1.3人0.7人(47位)0校

※2014年現在のデータ

秋田県の理学療法士

秋田県の理学療法士数は509人です。人口1万人に対して理学療法士数は4.9人です。

「理学療法士数」「対人口比理学療法士数」共に全国で最下位の数字となっています。理学療法士数が全国で最も少ない理由は「養成校が少ない」ことが一番の理由でしょう。現在養成校は2校ありますが、1校は平成27年4月開校でまだ卒業生は出ていません。それまでの養成校は定員20名と少ない状況でした。今後新しい学校からも卒業生が排出されることで、理学療法士の充足は進んでいくことでしょう。

秋田県の作業療法士

秋田県の作業療法士は501人です。人口1万人に対して作業療法士数は4.8人です。

養成校は今も1校しかありませんが、理学療法士に比べると全国的に見ても作業療法士の数は少なくありません。東北全体を見ても、理学療法士数と作業療法士数が拮抗している都道府県が目立ちます。理由としては、他都道府県に比べて療法士養成校が国公立中心で少なく、理学療法士、作業療法士の定員が同じ学校が多いです。都市部では私立の学校が多く、私立では人気の高い理学療法士の定員が多いことが見受けられ、理学療法士数が多くなるようです。

秋田県の言語聴覚士

秋田県の言語聴覚士の数は77人です。人口1万人に対して言語聴覚士数は0.7人です。

養成校は1校も無い状況なので、他都道府県の学校を卒業した方が秋田で働く以外には言語聴覚士を確保するしかありません。もちろん、養成校が1校も無い都道府県は他にもあります。しかし、秋田県は「人口減少率も都道府県で1番」なのです。単純に他都道府県からの移住者が少ないことも各療法士が少ない一因と言えるでしょう。

秋田県の療法士給与は全国ワースト2位(ハローワーク過去3カ月のデータより算出)

秋田県の1月の給与平均は189540円と都道府県のワースト2位となっています。ちなみにワースト1位は島根県の186860円です。

しかし秋田県の高齢化率は全国で最も高い31.6%で、需給関係から言えば最も療法士の数が少なく、対象となりやすい高齢者の数が多いわけですから、給与はもっと高くてもいいのでは?と考えてしまいます。

前回お話した沖縄県や秋田県は全ての全業種における平均年収も全国平均より低い地域です。需給関係よりも周りの所得とのバランスが大きく療法士の給与にも影響しているということでしょう。

秋田県で働こう

秋田県の人の特徴は、「優しい」「人見知り」「お酒が好き」らしいです。もちろん当てはまらない人も多いでしょうが、秋田県の知り合いがいない私でもなんとなくそんなイメージがあります。

秋田県といえば小野小町の生まれた都市として有名で「秋田美人」が有名です。また、「秋田米」「日本酒」が有名で、食べ物、お酒がおいしい街としても知られています。

交通の便は東北新幹線ができましたが、秋田県から東京までは新幹線で4時間程度かかります。ちなみに在来線ですと14時間、、、逆に北海道まで新幹線で行くと、こちらも4時間40分ほどかかりますが、リゾート地である北海道まで新幹線で行けるのは魅力的です。秋田県にも多くのスキー場があり、ウインタースポーツを楽しむには適しています。

秋田県は、全国的に見ても学力が高く子供の新聞購読率も全国トップレベルです。人口比における犯罪率も低く、子育てや住む場所としては適した場所と言えるでしょう。しかし、雪が多く、雪に慣れていない人はまず雪に慣れることが大切です。

療法士が少ない地域ですので、「これからこの地域を盛り上げたい」「療法士が求められる地域で活躍したい」という方々はぜひ検討してください。

私自身は秋田県の事を詳しく知りません。「秋田県もっとこんないいとこがあるよ」「療法士としてこんなやりがいあるよ」などありましたら教えてください。