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こんにちは、マサヤです。
この時期は寒さが増し、バイクでの訪問は過酷です。
皆様、インフルエンザが流行っていますので手洗いとマスク着用を徹底していきましょう。

さて、左サイドに踏み込めないT氏ですが、少しずつ克服できていますね(笑)。
「大丈夫。怖くないから。もっと左側へ踏み込みましょう」(愛情)

本日は、重心移動とクラブフェース面をポイントにみていきます。

■まずは動画をご覧下さい。

T氏の9月9日スイング動画はこちら

・介入前

・介入後

・T氏の9月9日スイング動画より抜粋

(上図:介入前 / 下図:介入後)

→①アドレス ②テイクバック ③バックスイング ④トップ
→⑤ダウンスイング ⑥インパクト直前 ⑦フォロースルー ⑧フィニッシュ

「介入前」のT氏のスイング動作は、9時→2時の振り幅でスイングしています。

①〜⑦では、頭の位置をキープしながら、左右への重心移動と体の回転が行えています。
⑥〜⑦では、左脇が開くことでフェースローテーションが遅れてしまい、フェースが開いたまま振り抜いてしまっています。
⑧では、左側への重心移動がしっかり行えています。
打球は右へ打ち出され真直ぐ飛んでいます。
後述のデータ結果では10球中6球が右に打ち出されて右に曲がる(右→右)スライスとなり、1球しか真直ぐ打てませんでした。

・介入

①インパクトからフォロースルーにかけて左脇が開かない様に閉める。
  →フェースが閉じる動きを誘発する。
②クラブフェース面を少し閉じてアドレスする。
  →フェース面の重心移動を考慮してフェースローテーションで閉じやすくなる。

・変化した点

フェース面を閉じてアドレスしていますが、⑥のインパクトからフォロースルーにかけて左脇が開きフェースローテーションが遅れています。
フェースは開いたまま振り抜かれ、打球は右へ打ち出され真直ぐ飛んでいます(変化なし)。
後述のデータ結果では10球中5球が真直ぐ打ち出されて真直ぐ飛んでいます(真直ぐ→真直ぐ)。真直ぐ打てる確率は1割から5割に向上しています。

■アドレスでの「フェースの向き」をみてみましょう。

介入前ではリーディングエッジ(フェース面の最前下端)をスクエア(飛球方向に対して垂直)に合わせていますが、T氏のスイングは振り遅れがみられボールが捕まっていません。
つまり、アドレス時のフェース面でインパクトできたとしてもフォロースルーでフェースは閉じていかない動きのスイングといえます。

閉じていかないということは・・・・・。

上図の現象が起きやすく、フェースが開いて右へ真直ぐ飛んでしまいます。

またインパクト以降にインサイド軌道が強くなる(フェースを閉じようと思い体の回転だけが強くなる)とスライスするミスが多くなります。
介入後ではアドレス時にフェースを少し閉じて、ボールを捕まえやすくしています。
しかし、閉じれば良いというものではなく、閉じすぎれば引っかけ(左へ飛ぶ)のミスになりますので、自身のスイングの癖によって調整することが大切です。

・介入後のフェースの向き

介入後は少し閉じてアドレスしています。
しかし、「フェースを閉じた分だけスイングで開く」ゆえに結果は同じ。
いやいや・・・なかなか上手くいかないものですね(笑)
インパクトでリーディングエッジをスクエアにしないと違和感があるのでしょうか?

*フェース面の重心移動を考慮した、もう1つのスクエアの構えについては後述のワンポイントアドバイスで説明します。

■恒例の「フィニッシュでの重心位置」をチェックしましょう。
・介入前                  ・介入後

これは合格点ですね。
しっかりと左側へ移動できています。素晴らしいです。

マサヤのワンポイントアドバイス◆

■アドレス時、フェース面の重心位置を考慮した「もう一つのスクエア」をご存知ですか?

上図の様にアイアンのトゥ側を垂直に立てて、リーディングエッジをスクエアに構えると赤矢印の方向にフェースは回転します。これはフェースの重心がオープンフェース(フェースを開く)の方向にあるという事であり、フェースを閉じる(クローズフェース)方向に動かすには抵抗が強くなります。
そしてインパクト直前でグリップがクラブヘッドを先行する時(ハンドファ-スト)、フェースはオープン方向へと逆向する動きが出やすくなっています。
これではボールは捕まらず、右へ飛ぶかスライスします。フォロースルーでフェースを閉じる動きが少ない人には嫌な状態ですね。

上図の様にクローズにもオープンにもフェースが回転していかない位置があります。
この位置がフェースの重心位置をスクエアにした構えとなります。
少しフェースを閉じている様に見えますが、これがスクエアとなります。
上記のフェースを基準に、フォロースルーでフェースローテーションが少ない人は「アドレス時にさらに閉じる」。逆にフェースローテーションが多い人は「アドレス時にさらに開く」という様に調整します。
*ぜひ一度、皆様も試して下さい。スライスやフックに悩んでいる原因は「アドレス時のフェースの向き」かもしれません。大切なのは、クラブにスイングを合わせるのではなく、スイングにクラブを合わせることですね。

今日を振り返って
リーディングエッジの向きでスクエアの判断をしていると、実はオープンフェースになっているミスが出やすいです。
打球が右に出るので、スイング軌道を変化させてフェースを閉じようとすると、フェースローテーションは同じ状態で体の回転だけが左側へ強く回転してしまいます。結果、フォロースルーでのインサイド軌道が強くなり、スライスしていくという悪循環に陥りやすいです。
今回は、スイング動作は同じでもクラブの状態が変わるだけで打球は改善するということが経験できました。

「データ掲載」

また来週お会いしましょう。

本日はお疲れ様でした。