サムネイルにあるこの黄色ブロック、何というか物かご存知ですか?
町中の至る所に設置されているので、見たことがないという方はいらっしゃらないですよね。

この黄色いタイル、一般的には点字ブロック(タイル)と言いますが、正式名称は『視覚障害者誘導用ブロック』と言います。どうやら世界で初めて岡山市で誕生した物のようです!視覚障害者の方が移動する上で重要な物であることは皆様ご承知のとおりだと思いますが、種類や形状等の詳しいことは考えたことがありませんでした。

なので今回は、この点字ブロックについて少し調べてみました。

定義

点字ブロックに関し、JIS規格では、以下のように定義しております。

視覚障害者に対して、注意喚起(前方の危険の可能性、歩行方向の変更の必要性の予告など)若しくは歩行方向の案内を目的とし、靴底又は白杖で触れることによって認知させる突起の集まり。平板に突起を配列して製造したもの(ブロック)、及び単独の突起として製造し、配列に従って敷設等して用いるものがある。

突起物を白杖や足の裏で感じ取ることで、視覚障害者が安全に移動できるようにするためのものなんですね。

種類

この点字ブロック、大きく分けると、『誘導ブロック』『警告ブロック』の2種類に分別されます。

誘導ブロック

 

 

縦長の線状の突起がついていて、移動方向を示す役割を持っています

警告ブロック

 

天井の突起がブロック全体についている物をいい、危険性が周囲にあることを示す
注意すべき位置を示しているので、階段や横断歩道の前、ブロックが交差している場所などに設置されています。

 

 

また、電車のホーム等には、左写真にある線上と点状の突起が混ざった、ホーム縁端警告ブロックというものもあります。線路側とホーム側を区別し、線路に近づかないようにあるようです。

形状や寸法

インターネットで点字ブロックを検索すると、通販サイトが多く表示されます。Amazonでも販売されていましたので、一般の方でも簡単に購入可能です。いろいろな会社販売されているようですが、点字ブロックは形状や配列、寸法、突起物の高さ等、JIS規格で詳細な基準が設けられています。

基準を設け統一することで、視覚障害者の方々が認識しやすく、また突起物によるつまずき等の危険性が無いように、詳細な基準が定められているんですね(基準を詳しくお知りになりたい方は、JIS規格のHPで、『JIST9251』と検索)。

また、色に関しては、原則黄色とされており、必ずしも黄色でないといけないわけではないようです。
しかし、点字ブロックは全盲の方だけではなく、弱視の方が色の明るさの差を利用して歩行を行えるようにすることも目的の一つとなっています。この色の明るさが点字ブロックと床面でどれぐらい差があるのかを数値化したものを『輝度比』と言い、『視覚障がい者誘導用ブロック等と周囲の床の仕上げは、輝度比を少なくとも2.0以上確保することが望ましい。』とされています。
黄色でなくても良いけど、設置個所周囲の床の色と比べてブロックの色を調整する必要があがるということですね。ただ、『確保することが望ましい』ということなので、景観のために輝度比が低いものや場所もあるようです。

 

今回は、すでに当たり前になっているかもしれない点字ブロックに関して書かせていただきました。
『ブロックの上に物を置かない』、これも当たり前のようですが、駅や施設などの近くで自転車を駐輪していたり、ブロック上に立立ち止まっていたりする方も見受けられます。もしかしたら、劣化によってや輝度比が小さいブロックの上等で私も知らぬ間に邪魔をしてしまっていることもあるかもしれません。今回を機により注意して行動できるようになればと思いました。