厚生労働省から解釈通知が出ず、いつになったら出るのかと思っている人は多いと思います。
しかし、なぜか埼玉県ホームページに解釈通知の一部が出ていました。
私も市町村担当者には問い合わせていましたが、この情報は知らないようでした。もしかしたら、都道府県レベルでは通知されているのかもしれませんね。

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理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士の訪問について

多くの訪問看護ステーションで働く療法士が気にしていたのは「看護師の訪問」が必要かどうかとういところでしょう。

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(4)理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士の訪問について
①理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による訪問看護は、その訪問が看護業務の一環としてのリハビリテーションを中心としたものである場合に、看護職員の代わりに訪問させるという位置付けのものである。なお、言語聴覚士による訪問において提供されるものは、あくまで看護業務の一部であることから、言語聴覚士の業務のうち保健師助産師看護師法(昭和 23 年法律第 203 号)の規定 にかかわらず業とすることができるとされている診療の補助行為(言語聴覚士法(平成9年 法律第 132 号)第 42 条第1項)に限る。
②理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による訪問看護は、1回当たり 20 分以上訪問看護を実施することとし、一人の利用者につき週に6回を限度として算定する。
③理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が訪問看護を提供している利用者については、毎回の訪問時において記録した訪問看護記録書等を用い、適切に訪問看護事業所の看護職員及 び理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士間で利用者の状況、実施した内容を共有する とともに、訪問看護計画書(以下、「計画書」という。)及び訪問看護報告書(以下、「報 告書」という。)は、看護職員(准看護師を除く)と理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士が連携し作成すること。また、主治医に提出する計画書及び報告書は理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が実施した内容も一体的に含むものとすること。
④複数の訪問看護事業所から訪問看護を受けている利用者について、計画書及び報告書の作成にあたっては当該複数の訪問看護事業所間において十分な連携を図ったうえで作成するこ と。
⑤計画書及び報告書の作成にあたっては、訪問看護サービスの利用開始時及び利用者の状態の変化等に合わせ、定期的な看護職員による訪問により利用者の状態の適切な評価を行うこと。

⑥⑤おける、訪問看護サービスの利用開始時とは、利用者が過去2月間(歴月)において当該訪問看護事業所から訪問看護(医療保険の訪問看護を含む。)の提供を受けていない場合 であって、新たに計画書を作成する場合をいう。また、利用者の状態の変化等に合わせた定期的な訪問とは、主治医からの訪問看護指示書の内容が変化する場合や利用者の心身状態や 家族等の環境の変化等の際に訪問することをいう。

赤字が今回の変更点です。

③について、訪問看護計画書や訪問看護報告書については看護師と療法士が連携し作成しなければなりません。これは今回の改定以前でも必要なことだと思っていましたし、多くのステーションが対応できるところではないでしょうか。

④について、複数の訪問看護ステーションが介入しているケースに関して言及しています。これはとても親切な解説です。複数のステーションが計画書報告書のやり取り等何らかの方法で連携が必要だということになります。これも、本来の介護保険の連携が取れていればさほど難しいことではないと考えています。

⑤ここからが重要なところですね。計画書報告書の作成にあたって、看護師の訪問により適切な評価が必要とされています。

⑥は⑤についての解説です。利用開始時とは2か月間(歴月)訪問看護事業所から訪問看護を受けてない人が対象となるようです。

利用者の状態の変化等に合わせた定期的な訪問とは、主治医からの訪問看護指示書の内容が変化する場合や利用者の心身状態や 家族等の環境の変化等の際に訪問することをいう。

この文章がとても大切です。定期的という文章を「1月に一度」「半年に一度」と捉えている人がいましたが、全く違うようです。このような解釈通知を受けて都道府県の集団指導がされます。集団指導や各都道府県や市町村の見解が楽しみですが、うわさされていた様な頻回な看護師の訪問は必要なさそうですね。