今回ご紹介させていただくのは、電動車いす『WHILL』です。

先日、近くにある福祉用具事業所さんがWHILLの介護保険レンタルを開始されるとの事で、初めて試乗させていただきました。2015年のグッドデザイン大賞にも選ばれた商品で、テレビや雑誌などでよく紹介されていましたのでご存知の方も多いのでしょうか。

このWHILL、なんといっても見た目がかっこいいんです!それ以外にもこれまでの電動車いすとはちょっと異なる様々な特徴がありますので、ご紹介させていただきます。

WHILLとは

横浜にある『ウィル』というベンチャー企業から、2014年に販売された電動車いすです。
Model Cとより高性能なModel Aの2種類があり、また2種類共に介護保険レンタル用があり販売用とは少し異なる仕様となっています(今回は、Model Cをもとにご説明させていただきます)。

        Model C                       Model A

スペックは以下の通りです。

最高速度                          6km
連続走行距離                    16km
段差乗越高さ                    5cm
実用登坂角度                    10゜
使用者最大体重(積載物含む)  115kg
重量                               52kg
メーカ小売希望価格           450,000円

WHILLの特徴

高い走破性と小回りを両立できるタイヤ

 

 

前輪がとても特徴的な形状をしています。オムニホイールといって、24個の小さなタイヤで構成されています。小さなタイヤ一つ一つが回転するので、スムーズな方向転換等が可能です。

分解して持ち運びができる

 

電動に限らず、車椅子の持ち運びは大変です。セダンタイプのトランクに入らず、あきらめるなんてこともあるのではないでしょうか。その点、WHILLは簡単操作で左図のように3つに分解する事が出来ます(バッテリーを外すと4つになります)。

シート:約14.5kg  メインボディ(後輪):約20kg
ドライブベース(前輪):約14.5kg  バッテリー:約2.8kg

Bluetoothで操作

 

購入用のみになりますが、専用のアプリを入れることで、iPhoneで速度等の設定が行えます。またリモートコントロール機能もあり、車椅子に乗車していなくても、スマートフォンで操作する事が可能です。

その他

 

USBポートでの携帯電話等の充電や坂道などの際の音声案内機能、ワイヤレスキーでの施錠等が可能です。また、様々なオプションがあり、LEDライトやスマートフォンホルダーもつけることが可能です。

 

 

 

安定感もよく、フットプレート上で立っても傾くことなく安心して乗り降りできました。

 



デザインというものは、福祉用具にとって、とても大事な要素だと思います。もちろん、私たち療法士が、福祉用具の選定をお手伝いする時には、使用者の身体機能や住宅環境を考慮し選定する事がメインとなりますが、見た目などを理由に福祉用具自体に抵抗感があるご利用者様も少なくありません。WHILLは、ご利用者様自らが『使ってみたい!!』と思えるような素敵なデザインだと思います。

介護保険でのレンタル開始に伴って、扱っておられる事業所様も増えてきていると思われます。一度試乗してみてはいかがでしょうか!