理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST)として働くにあたって、制度で分からないことは多々あると思います。新人のころであれば先輩に聞けば良いのですが、いつまでも先輩に聞いてるわけにもいきませんし、徐々に分からないことの内容も先輩療法士も知らないことも増えてきます。そんな時、皆さんならどのように制度の事を調べるでしょう?

法令や疑義解釈を見る

法令や疑義解釈を確認することは、制度で疑問を持った際に確認する基本と言えます。医療保険や介護保険はそれぞれ医療保険法、介護保険法にそれぞれ報酬や算定要件は書かれています。しかし、その読み方は難しく人によって解釈が異なることがあります。そのため、厚生労働省では法令に対しての質問に対して、「疑義解釈」を事務連絡として各厚生局や都道府県に通知しています。

疑義解釈は「Q&A」として様々な本やネット上でも見ることが可能です。しかし、疑義解釈が出されているものが全てではありませんので、他にも解釈の難しい法令がたくさんあります。

つまり、制度で分からないことがあっても、厚生労働省の法令や通知だけを見れば解決するというわけではないのです。

インターネットで調べる

法令を見ることが制度の基本と言いましたが、一般的に制度などで困った時に調べるのはインターネットが普通と言えるでしょう。インターネットでも法令を見る人もいるでしょうが、「知恵袋」や「OKWAVE」や個人ブログ、まとめサイト等インターネット上では様々な情報が飛び交っています。人によってはそのような情報は「制度を調べう上では、ふさわしくない」と考える人もいます。しかし、私はそのような情報を調べるのは無駄ではないと考えています。それは、「法令の解釈は保険者によって異なる」からです。

つまり法令の解釈は一貫しているわけではないので、自分が住んでいる場所とは違う保険者の情報を得ることで、どのような解釈があるかを勉強することができます。インターネット上で飛び交っている情報をそのまま鵜呑みにすることはおすすめできませんが、情報の一つとして知っておくことはとても役に立ちます。

厚生局や指導監査課に連絡する

制度で分からないことを調べる上で、信頼のおける連絡先の一つとして各地方の厚生局や都道府県や市町村の指導監査課に確認のため連絡をするという方法があります。わからない制度の事を調べて、法人や上司に報告する際にも「近畿厚生局の~さんに確認しました」と報告すれば信頼できる情報として認められるでしょう。

では、この方法が制度を調べる上でベストかというとそうでもありません。実際、実地指導で指導監査課から指導を受けた内容があります。しかし、その内容を保険者である各市町村に確認したところ「特に問題ない」という返答を貰ったことがあります。つまり、指導監査課と保険者は必ずしも解釈が同じではないということです。

また、厚生局や指導監査課では質問に対して返答まで時間を要することもあるので、容易に連絡しにくいという側面があります。

保険者に連絡する

医療保険や介護保険にはそれぞれ保険者がいます。そのため、各保険者に報酬が適切か確認するという方法もあります。保険者が支払うといえば基本的には報酬は支払われると考えています。じゃあ保険者になんでも聞けば良いのかというと、デメリットもあります。例えば介護保険では保険者は各市町村です。そのため、A市は報酬が適切と認めても、B市では報酬を認めないということがあります。そのため、法令で分からないことがあれば各保険者に確認するという労力を伴うことになります。

そういった労力もありますので、私自身が保険者に直接報酬を認めるかどうか確認することはほとんどありません。

まとめ

今回は制度について書いてみました。どのように調べればいいのか答えはありませんが、私は調べたい者によって手段を変えています。また、経験年数や置かれている立場によってもその方法は変わると思います。この記事を参考に制度について調べていただければ嬉しいです。