こんにちは。

今回は、私も全く知らなかった制度、『複数の福祉用具貸与に対する減額』に関してお話させていただきたいと思います。

 

平成27年3月27日、厚生労働省から、「複数の福祉用具を貸与する場合の運用について」という通知文書が出されました(くわしくはこちら)。

〈以下、本文より抜粋〉

指定福祉用具貸与事業者や指定介護予防福祉用具貸与事業者が複数の福祉用具を貸与する場合に、指定福祉用具貸与事業者等の経営努力などの取り組みを柔軟に利用料に反映することで、適切な利用料によって利用者に対する福祉用具貸与がなされることを目的とするものである。

つまり、簡単に言うと、ご利用者様一人に対して複数の福祉用具を貸与する場合、コストが軽減されることを根拠に、割引をしてもよいですよという内容です。スーパーでも『2つ以上買うと○%オフ!!』みたいな値札があります!そんな感じなのでしょうか?

以下に、通知文書を簡単にまとめていきたいと思います。

複数の福祉用具を貸与する場合の運用について

基本ルール

同一の利用者さんに、2つ以上の福祉用具を貸与する場合に減額が可能となります。2つ以上というのは、種目の数ではなく、商品の数を指します。また、都道府県への届出が条件で、実施するかどうかは事業所が判断することとなります。

減額となる対象商品

対象となる商品は、事業者が取り扱う福祉用具の一部又は全てとなっています。ですので、どの商品を対象とするは事業所の裁量で決めることが可能みたいですね。

減額する際の利用料の設定

事業所毎に減額利用料に関する規程を定め、対象商品ごとの単品利用料と減額利用料を設定する必要があります。2つの料金に関しても運営規定やカタログに記載し、都道府県へ届け出ます。基準は不明ですが、極端な値引きはダメなようです。

注意点

減額の効果は既存の契約にも該当することになります。また、福祉用具の返却や追加によって、減額措置の変更がある場合、その都度変更契約が必要となります。

また、セット割のようなものは認められません。

つまり、
×】○○ベッド+△△手すり+□□マットレス⇒三点セットで10,000円

のようにセットで価格を設定するものは認められません。不要なものを借りてしまわない対策のようです。

ですので、
】△△手すり{2品以上(種類は問わず)の場合、1000円⇒500円}

のように商品ごとの設定条件があり、それを満たした場合に適応されます。

 

 

こんな制度が、2年以上も前からあったんですねー!!

私の住んでいる周囲の事業者さん数か所に確認したところ、減額制は実施されていませんでした。というか、減額制を行っている所が見当たらないっ!料金の設定や契約、ケアマネージャーへの連絡等考えると事業者さんの負担が大きいからでしょうか・・・?

もし、皆さんのまわりで減額制を行っている事業者さんがいらっしゃいましたら是非教えていただけたらと思います!!