こんにちは、だいすけです。
今回のテーマは「支援と援助のちがい」です。
介護業界で働いていると毎日のように使う・聞く言葉であろうこの単語。
そして様々な職種とコミュニケーションをとらなければならないので、単語の意味をしっかり理解して使う必要があります。
今回は辞書を片手に調べました。

支援とは

支援(しえん)
力を貸して助けること

まずは、「支援」。
要-支援
自立- 支援
支援-金

要支援は介護業界で働いていれば毎日聞く単語ではないでしょうか。
ケアプランの中に「支援いたします。」という文言もよく見ますね。

支援は「力を貸して助ける」という意味のようです。
直接「助ける」のではなく、「力を貸す」というとこがポイントです。

援助とは

援助(えんじょ)
困っている人に力を貸すこと。

次は「援助」です。
意味は「困っている人に力を貸すこと。」です。
支援が力を貸して「助ける」に対して、援助は「力を貸す」です。

それにしても支援と援助、意味が似ていますね。
ネットで調べると、

援助:その人ができないことを代わりにしてあげる
支援:その人自身でそれができるようになるように、必要な所だけ支える

という解釈をいくつか目にしました。
否定はしません。でもしっくり来ません。
きっと介護業界でこういった意味で使われてきた歴史的な背景があるのでしょう。
慣習かもしれません。

こんな解釈もありました。

支援:利用者主体
援助:援助者主体

なんとなくニュアンスはわかります。

支援と援助のちがい、難しいですね。
ちょっと視点を変えて英語で考えてみましょうか。
助ける=help
援助=assistance
支援=support
です。

こうすると違いは明確ですね。
しかしながら、assistだと支援という意味になってしまうようです。

ここからは私の勝手な解釈ですが、サッカーに置き換えて考えてみたらスッキリするかもしれません。
サッカーの試合をイメージしてください。
サッカーの試合で応援する人たち=サポーター
サッカーの試合中にゴール直前のパス=アシスト
サッカーの試合中に相手に囲まれたら=ヘルプに行く

どうでしょう。
そんなに大きくハズレていないように思いますが。
つまりは、直接的か間接的かで使い方が変わるのではないでしょうか?

ちなみに、介入とは

介入(かいにゅう)
当事者以外の者が入り込むこと。
争いやもめごとなどの間に入って干渉すること。

これもよく聞きますね。カンファレンスや新規患者報告会などで、
「週1回、○曜日に介入いたします。」この表現。

なんとなく違和感を感じていましたが、本来の意味とは少し違うのではないでしょうか。
「週1回、○曜日にご利用者宅に訪問し、理学療法的介入をいたします。」
これならスッと入ってきます。
でも回りくどいですね。
だから「○曜日に介入いたします。」になるんでしょうかね。ならば違う表現にしたら良いんですよね。
「週1回、○曜日にご利用者宅に訪問いたします。」
で、いいですね。
ぼくの個人的な意見として介入という言葉にあまりポジティブな印象は受けません。
医療や介護の現場で使うのであれば「○○的介入」と使うのが良いのではないかと考えています。

まとめ

言葉の意味について掘り下げてみると、意外な事実が判明して面白いです。
支援と援助。この2つの単語を日常で違いを意識して使うことはありません。現場の慣習に従うことが多いと思います。
本当なら、日本人ですからその言葉・単語の持つ歴史的な背景を考えながら使うと、会話の重みも変わるのではないでしょうか。

私が常日頃、理学療法士として介護業界で働いていて思うのは、
「自分は今、ご利用者の自立支援を目標としているか」
ということです。

リハビリテーションで言うと、活動と参加を目標にご利用者にサービスを提供しているわけですが、それが本当に「自立支援」に繋がっているかどうかはあまり深く考えていないかもしれません。
活動と参加というリハビリテーションゴールが「形だけのもの」となってしまっている、とも言えます。
本当に実現可能な目標なのか、療法士のエゴになっていないか、そして自立支援につながっているか、考える必要があります。

理学療法士が効果の少ない「機能訓練」を行っている、と言われはじめて数年が経ちました。
理学療法士としては、今よりも高い効果を出せるように日々精進しなければなりません。
が、技術や知識だけを高めるだけでなく、ご利用者の「自立支援」を目指し、直接的なサービスから間接的なサービスへスムーズに移行できるように他職種で協働することも重要なポイントとしておさえなければなりません。

頑張っているのはサービス提供者ではなくご利用者本人なのですから、私たちサービス提供者はサポーターとしてしっかりと支援しなければなりません。