YouTubeとは様々なジャンルの動画を無料で鑑賞できる便利なものです。私自身も見のがしたドラマを鑑賞するのに使用したり、子供をあやすときに使用して助けられています。

そんなYouTubeを利用した作業療法の場面の紹介です。

自力で立ったり、座ったり、車いすへ移乗が困難で、食事の時以外は寝ていることが多い状態の高齢者の方です。体の関節が固くなりつつあり、体に触ると反射的に「痛い!」と言ってなかなか体を動かさせてくれませんし、ベッドから離れる必要性を説明してもなかなか理解していただけません。

そんな方ですが、とある歌手が大好きで、ご自身で歩ける時にはライブ会場に足を運ぶほどの熱狂ぶりだったそうです。そこで、YouTubeでその歌手が歌っている動画を一緒に見ると険しい表情だった表情が和らぎ、一緒に歌を歌ってくれます。

また「寝ながら見ると見にくいから座ってみましょう」と声をかけると素直に応じて下さり座りながら動画を見てくれます。リハビリのたびに何度か座っていると、座位に介助が必要でしたが今では介助が必要なく座ることができています。

ただ単に、座ったり、立つことが苦痛に感じられる高齢者の方は中にはいらっしゃいます。しかし、楽しみながらであれば、苦痛を紛らわせることができるかもしれません。好きな歌手の歌を聴いたり、昔懐かしの漫才や落語を見ると自然と笑顔になるかもしれません。

笑うことは、副交感神経が優位に働き、免疫力を高めると医学的に証明されています。

YouTubeで検索すれば高齢者が好きな歌手や漫才コンビがすぐに出てきます。

座位練習や、ベッド離床するための一つのツールとして利用できるのではないでしょうか。また、例えば旅行好きな人であれば、少し物足りないかもしれませんがベッド上からでもグーグルマップのストリートビューを使用して、日本や海外にちょっぴり旅行した気分になれるかもしれません。思い出の曲を聴いたり、思い出の場所の風景を見ることはちょっとした回想法ですね。

電子機器の進歩によりゴーグルみたいなものを顔にかけ映像を見ることができます。高齢者の方たちにも利用できると喜んでもらえるかもしれません。

体を動かすリハビリも大事ですが、心や気持ちを動かすリハビリも大事なのではないかと個人的に考えます。自力で楽しい活動に参加できない方に少しでも楽しんでもらえることをリハビリで提供するのも一つの手段ではないでしょうか。

高齢者に人気の曲を厳選しましたので是非ご活用ください。

作業療法士イチ押し!高齢者が聴きたくなる音楽30選。

 

(担当:アキラ)