こんにちは、だいすけです。

前回は「理学療法士の知らない道交法」ということで、マイナー?な道路交通法についてのお話をしました。私も知らなかったことでしたので大変勉強になりました。今回はその続編として「理学療法士の知らない道交法〜自転車編〜」というテーマでお話しようと思います。

毎日の通勤で自転車を使う方、訪問系サービスの際に自転車を使われる方、主婦の方は子どもを乗せて疾走している姿をよく見ますね。私たちの生活で重宝される自転車。

一生懸命覚える必要はないと思いますが、頭の片隅に入れておくと何かの役に立つかもしれません。

2015年6月から、改正道路交通法が施行され「自転車運転者講習制度」が始まりました。
この「自転車運転者講習制度」は、危険、悪質な自転車の運転をして違反を3年内に2回以上した場合に、講習を受けなければならないことを定めたものです。

車両とは?

道交法には「車両」「車両等」という文言が多くあります。
車両等とは何を指すのでしょうか??

  車両 自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスをいう。
  自動車 原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であつて、原動機付自転車、自転車及び身体障害者用の車いす並びに歩行補助車その他の小型の車で政令で定めるもの(以下「歩行補助車等」という。)以外のものをいう。
  原動機付自転車 内閣府令で定める大きさ以下の総排気量又は定格出力を有する原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であつて、自転車、身体障害者用の車いす及び歩行補助車等以外のものをいう。
十一  軽車両 自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。
十一の二  自転車 ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車(レールにより運転する車を除く。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、内閣府令で定める基準に該当するものを含む。)をいう。
十一の三  身体障害者用の車いす 身体の障害により歩行が困難な者の移動の用に供するための車いす(原動機を用いるものにあつては、内閣府令で定める基準に該当するものに限る。)をいう。

軽車両の中に自転車が含まれます。

道交法における車両の通行方法に関する規定は、その多くが、すべての種類の車両を対象としたものになっています。上記の通り、自転車は道路交通法上、車両に分類されます。なので、自転車で道路を通行する際は、道交法上の車両に関する規定に従わなければなりません。

ですが、車両の通行方法については、軽車両や自転車に対してのみ、自動車や原動機付自転車などの自転車以外の車両に対してのみ、というように場所によって異なることがありますので、道路標識をよく見て通行する必要があります。

右側通行禁止

第十七条  車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない。ただし、道路外の施設又は場所に出入するためやむを得ない場合において歩道等を横断するとき、又は第四十七条第三項若しくは第四十八条の規定により歩道等で停車し、若しくは駐車するため必要な限度において歩道等を通行するときは、この限りでない。
  前項ただし書の場合において、車両は、歩道等に入る直前で一時停止し、かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない。
  二輪又は三輪の自転車(側車付きのもの及び他の車両を牽引しているものを除く。)以外の車両は、自転車道を通行してはならない。ただし、道路外の施設又は場所に出入するためやむを得ないときは、自転車道を横断することができる。
  車両は、道路(歩道等と車道の区別のある道路においては、車道。以下第九節の二までにおいて同じ。)の中央(軌道が道路の側端に寄つて設けられている場合においては当該道路の軌道敷を除いた部分の中央とし、道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ。)から左の部分(以下「左側部分」という。)を通行しなければならない。
  車両は、次の各号に掲げる場合においては、前項の規定にかかわらず、道路の中央から右の部分(以下「右側部分」という。)にその全部又は一部をはみ出して通行することができる。この場合において、車両は、第一号に掲げる場合を除き、そのはみ出し方ができるだけ少なくなるようにしなければならない。
  当該道路が一方通行(道路における車両の通行につき一定の方向にする通行が禁止されていることをいう。以下同じ。)となつているとき。
  当該道路の左側部分の幅員が当該車両の通行のため十分なものでないとき。
  当該車両が道路の損壊、道路工事その他の障害のため当該道路の左側部分を通行することができないとき。
  当該道路の左側部分の幅員が六メートルに満たない道路において、他の車両を追い越そうとするとき(当該道路の右側部分を見とおすことができ、かつ、反対の方向からの交通を妨げるおそれがない場合に限るものとし、道路標識等により追越しのため右側部分にはみ出して通行することが禁止されている場合を除く。)。
  勾配の急な道路のまがりかど附近について、道路標識等により通行の方法が指定されている場合において、当該車両が当該指定に従い通行するとき。
  車両は、安全地帯又は道路標識等により車両の通行の用に供しない部分であることが表示されているその他の道路の部分に入つてはならない。
(罰則 第一項から第四項まで及び第六項については第百十九条第一項第二号の二)

自転車は左側を走りましょうね、ということです。
車を運転していて、自転車が同車線を走っていると、なんとも言えない圧迫感を感じますね。自転車にとっても車にとっても左側走行は大切です。

一時停止無視禁止

(指定場所における一時停止)
第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)で一時停止しなければならない。この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。

自転車だって道路標識にしたがって一時停止する必要があります。
自転車だから止まらなくていい、なんていう規定はありません。

自転車の併走禁止

(軽車両の並進の禁止)
第十九条  軽車両は、軽車両が並進することとなる場合においては、他の軽車両と並進してはならない。
(罰則 第百二十一条第一項第五号)

自転車の併走、よく見ます。
危ないな〜と思いながら避けて通りますが、これも明確に禁止されています。

歩行者にベル、禁止

第五十四条  車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
  左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
  山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
  車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
(罰則 第一項については第百二十条第一項第八号、同条第二項 第二項については第百二十一条第一項第六号)

自動車と同じですね。
むやみに鳴らしてはいけません。

ちなみに

今回は自転車の話ですが、車の話にちょっと脱線しますよ。

業務中の違反・取締はどのように対応されると思いますか??
当然、当事者が違反金などを支払うものだと私は思います。
ですが、場合によっては会社側に請求が可能な場合もあるかもしれません。

たとえば(介護保険の訪問系サービスでのお話、車は全て社用車)、
社長:「駐車代金は会社から出せない、駐車禁止の場所ではあるが、少しくらい停めたって大丈夫やろ、停めとけ停めとけ」
こんな社長いないと思いますが、こういった指示があった場合、違反金などを会社に請求することは可能かもしれません。あくまで、かもしれない、ですよ。交渉の余地、ありです。
というか、これは会社ぐるみの違反行為ですよね。

駐禁だけでなく、スピード違反もそうですね。
社長:「訪問先に1分たりとも遅れるな!!遅れそうなら法定速度は気にしなくていいぞ。」
こんなこという社長のもとで働く事自体がどうかな、と思いますが、、、。
こんなんで人身事故でも起きたらどうします。
もうこれは道路交通法とかの話ではないですね。
これも交渉の余地はありでしょう。
ですが、社長の人間性に問題があり、
社長:「ぼくはそんな指示出していない。」
とか言い出したら、どうします〜?ややこしいですよ〜。
いま流行りのICレコーダーが必要になります!!

もう少し柔らかい感じだと、
社長:「あのへんなら停めといても大丈夫じゃないかな??」(駐車代は全て会社が負担)
これも交渉の余地はあるでしょう。
ただ、言い方が難しいですね。
従業員「社長が大丈夫って言ってたのに、駐禁をとられた、違反金は会社が負担すべき」
言い方次第ですね。
従業員間のコミュニケーションがしっかりとれていれば、まったくない話ではないと思います。
社長や上司の懐がそうとう深くないと、なかなか難しいのではないかな、と思います。

訪問用の車が社用車か、従業員のものであるかによっても変わると思います。
基本的には反則者が払う、反則者が応じない場合、使用者が払う。
ただし、罰金を会社が負担した場合は、税務上で少しややこしくなると思われます。

以前勤めていた訪問看護ステーションでの話です。
訪問系のサービスは全てバイクでまわっていたのですが、駐禁をとられてしまいました。
当事者である従業員は部長に対して、
「まわりを見渡しても停められそうなとこはなく、やむを得ずそこに駐車した。違反金に関しては会社が何割か負担して欲しい。」
と伝えました。
部長は一蹴。
「運転免許証を持っている時点で全ての責任は運転者にある。」
当然です。運転免許証ってそういうものですから。免許、ですからね。

許可」と「認可」、言葉は似ているけれど別物です。
これも読んでみてください。

ちなみに、その訪問看護ステーションでは駐車場代などはすべて会社負担、原則、駐車はご利用者の敷地内に停めることを徹底していました。

まとめ

話を自転車に戻しますね。

自転車も車両扱いなので基本的には自動車と同じです。
自転車は気軽に乗ることが出来る便利な乗り物ですが、それなりに速度も出ます。
最近では、競技で使われるような自転車を日常使いする方もいます。見た目は申し分なくかっこいいですね。
でも使い方・乗り方を間違えると、、、。

賠償額9521万円

(リンク:比較王チャーリーと選ぶ自転車保険)

どんなに忙しいときでも、自転車は車両!!という意識でお願いします。
今日も安全運転で!!