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自己紹介

はじめまして。リハジョブ代表の福井と申します。私も業界に関する記事に関わらせていただきますのでよろしくお願い致します。

記事の内容としましては、時事ニュースや制度報酬等をメインに掲載していきます。医療介護業界の時事や制度報酬にご興味のある方は是非ご覧いただき、ご意見等交わしていければ幸いです。

『在宅酸素療法による火災事故、死者58名に』
~在宅酸素療法における火気の取り扱いについて(厚生労働省)~

喫煙が火災事故原因の第1位

厚生労働省は平成28年7月1日に、酸素濃縮装置等を使用中の患者様が、火災により死亡するなどの事故が繰り返し発生しているため、改めて注意を喚起しています。

平成15年12月から現在までの事故発生による被害状況として、死亡58名、重症3名となっております。全61件の火災事故原因別の分類として、喫煙43%、漏電8%、その他16%(ストーブ、線香、ロウソク、コンロ等)、不明33%となっています。

事故件数は増加傾向

厚労省からの注意事項として、1)高濃度の酸素を吸入中に、たばこ等の火気を近づけるとチューブや衣服等に引火し、重度の火傷や住宅の火災の原因となります。2)酸素濃縮装置等の使用中は、装置の周囲2m以内には、火気を置かないで下さい。と挙げられています。事実、過去の火災事例として『酸素吸入中の喫煙により酸素総祝装置のカニューラに引火し死亡する。』『酸素吸入が終わり、酸素濃度装置の電源を切らずにカニューラを放置、タバコが引火し家が全焼、死亡する。』といったことがありました。

厚生労働省は平成22年にも注意喚起をしていますが、在宅酸素療法に伴う火災事故は毎年繰り返し発生しており、一向に事故が減らないのが現実です。

【コメント】

国内の在宅酸素療法をしている患者数は、推計16万人となっております。在宅医療・介護分野で働かれている方であれば、在宅酸素療法をしながら、喫煙をやめられない患者様に出会ったことはあるのではないでしょうか。酸素濃縮装置等を使用中の患者様が、火災により死亡するなどの事故が繰り返し発生しておりますが、酸素濃度装置が原因の火災事故は1件もありませんでした。酸素濃度装置等は正しく使用すれば安全な装置です。まずは医療介護職の方が使用方法や使用上の注意点を理解することが大切でしょう。そしてこれ以上の被害を出さないためにも、禁煙指導も含め、我々は患者様や家族様に対し積極的に関わりを持つことが大切ではないかと思います。