こんにちわ。みつるです。
福祉用具による事故に関して、2回目です。

前回は、福祉用具の事故に関して纏めたサイトをご紹介させていただきました(前回の記事はこちら)。
今回は福祉用具専門相談員の方に、実際によくある事故に関してお聞きしました。
また、その事故に対する対応策も専門相談員さんのご意見も参考にし、記載しています。

 

福祉用具で多い事故

○介護用ベッドの手すりによる事故

【事例】介護ベッドから転落した際、足が挟まっていた

【対応策・注意点等】

前回紹介させて頂いたNiteでも、手すりへの挟み込みは介護ベッドの事故報告の多数を占めていました。
2009年には介護ベッドの日本工業規格(JIS)が改訂され、安全基準が強化されていますが、旧基準のベッドを使用されている方も多いようで、注意が必要です。手すり同士の隙間が6㎝以上であれば大人の頭部が挟まる危険性があり、クッションや隙間カバーでの予防が必要です。

ベッドメーカーの事業者さんなどで作られた『医療・介護ベッド安全普及協議会』のHPには、介護ベッドを使用するにあたっての安全対策についての資料が掲載されています。一度ご覧ください。

 

○ベストポジションバーのずれ

【事例】家屋の年数経過により床板がたわみ、バーが緩んでしまい、外れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【対応策・注意点等】

バー設置時には、天井や床板の状況を確認されるそうですが、徐々に緩んでくることもあるようです。
ベストポジションバーには安全に設置できているか、日常的に点検する項目があります。


ご家族様やご本人様、業者さんだけでなく、訪問で関わられるスタッフの皆様も注意した方がよさそうですね。

 

○車椅子からの転落

【事例】外出時、前輪が側溝に落ち、転落。スロープの勾配がきつく、後方へ転倒

 

 

 

 

 

 

 

 

【対応策・注意点等】

一般的な道路には水捌けの為に横断勾配がありますので、可動性の高い前輪は特に落ちやすいです。外出時の走行ルートを再確認するとともに、介助者が車椅子を押す場合、勾配に対する制御が難しそうであれば、電動アシスト式の車椅子に変更しても良いかもしれません。

坂道での後方への転倒は、転倒防止バーをつけましょう。ティッピングレバーのところに付けるのですが、後付けの可否は車椅子の種類によるようですので、車椅子自体の変更も含め検討が必要です。
また、坂の傾斜角度に関し、自力走行であれば5゜、非力な介助者であれば8゜、一般の介助者であれば12゜といったような目安もあります。使用者、介助者の能力により適応範囲には差がありますが、外出時にはご注意ください。

 

○ポータブルトレイでの転倒

【事例】ベッドからポータブルへの移乗の際、
ポータブルトイレのひじ掛けに力をかけすぎてポータブルトイレごと転倒

 

 

 

 

 

 

 

 

【対応策・注意点等】

プラスチックのポータブルトレイを使用されていた方の事故です。ポータブル側のひじ掛けを把持しかなり体重がかかっていたとの事、立位・方向転換での移乗が安全に遂行可能な方なのか再考が必要かもしれません。また、滑り止めマットの設置やポータブルトイレ自体を木製の重たい安定感のあるものに変更する事もあるようです。ポータブルトイレ導入時は、利用者の能力を踏まえ、トイレ自体の重さも考慮が必要なんですね。

 

その他にも色々な事故に関して教えていただきましたが、そのうちいくつかを取り上げさせていただきました。
どの商品も多くの方が使用されている物ですので、皆様が訪問されるご利用者様が使用されていれば一度ご確認いただけたらと思います。

次回は、引き続き、福祉用具による事故に関して、福祉用具専門相談員の方のご意見を元に、
『事故予防するために必要な事、注意すべき点』等を投稿させていただきます。