こんにちは。みつるです。
今回は高齢者の事故に関してお話しさせていただきます。

 

独立行政法人製品評価技術基盤機構(Nite)というところをご存知でしょうか?
工業製品などに関する技術上の評価や品質に関する情報の収集・提供など行う、バイオテクノロジー分野・化学物質管理分野・適合性認定分野・製品安全分野の4分野を主体とした組織です。

そのNiteが、平成27年9月に、福祉用具による高齢者の事故の予防を目的として、
平成22年度~平成26年度までの5年間 Niteに通知された事故を纏めて発表しています。

※Niteの発表はこちら

どのような製品でどのような被害があったのか等纏めてありますので、
以下に一部抜粋させていただきます。

主な被害状況

使用される方が多いためか、介護ベッドの事故が多いようですね。
ベッドの事故に関して、『ヘッドボードやサイドレール等の隙間に体の一部を挟み込んだ』という事故が一番多く、上記に記載されている被害状況のうち、死亡:15件、重症13件、軽症11件は隙間に身体を挟み込んでしまった事故だったようです。約6割と多い割合を占めていますので、注意が必要ですね。
また、電動車いすの事故件数はベッドの約半分であるものの、死亡者数はほぼ同等で、事故発生時の危険性の高さがうかがえます。転倒・転落がほとんどなのですが、坂道での急な発進や転倒防止バーの不使用等、使用方法を誤った事で起こったと思われる事故もあったようです。

 

年度別事故発生件数

事故発生件数は年々減少傾向にあるようですが、どの年もベッド・車椅子の事故が半分を占めています。

 

 

使用期間別

使用開始から1年以内の事故が55件と、全体の37.4%を占めているんですね。また、2年以降も減少傾向にありながらも事故発生が見られていますので、定期的な注意喚起が必要と思いました。

 

 

 

今回、発表資料の一部を抜粋させていただきましたが、その他、発生原因や事故防止の注意事項、事例紹介等、色々記載されています。とても参考になる資料ですので、一度ご確認ください。

 

また、NiteのHPの中には、平成8年度からの事故報告情報をまとめた、事故情報データベースというものもあります。福祉用具に関わらず、様々な製品の事故の情報をまとめたものですが、キーワードによる検索が可能で、事故原因や再発予防措置なども記載されています。新しく福祉用具を導入する際は、今までどんな事故があったか見ておくとよいかもしれませんね。

 

次回は、福祉用具専門相談員の方に、実際にあった高齢者の事故などに関してお聴きしたことをご報告させていただきます。