こんにちは河原です。今回も都道府県別の療法士の求人事情について書きます。今回は初めての近畿地方です。で、私が働いている大阪の療法士事情について書こうと思います。私は、作業療法士として13年働いていますが、そのすべての期間を大阪で過ごしています。写真にべたな大阪弁を書きましたが、大阪の人はそんな言葉をあまり使いません。病院で働いているとみんな敬語が中心なのであまりどこの出身かわからないこともあります。ということで、大阪の療法士について書いていきます。

 大阪府の療法士数人口1万人に対して
(全国)
人口1万人に対して
(大阪)
養成校
PT7900人(2位)8.2人8.9人(22位)22校
OT3433人(3位)4.8人3.8人(37位)13校
ST1111人(2位)1.3人1.2人(29位)8校

大阪府の理学療法士

大阪府の理学療法士数は7900人です。人口1万人に対しては8.9人です。養成校は22校と多いですが、他府県から来られる学生も多くいて、資格を取ってから地元に戻る方も多いようです。7900人というと非常に多いですが、人口比率から考えると全国平均と同じくらいですね。教員からの話では、大阪の理学療法士の学校は志望者が少なくなってきているが、定員割れまではしないというのが現状のようです。

大阪府の作業療法士

大阪府の作業療法士数は3433人です。人口1万人に対しては3.8人です。作業療法士も数は多いですが、人口比率から比べれば多くはありません。全国平均の4.8人よりも少ない数字です。作業療法士の養成校は多いですが、定員割れをしている学校も多いようです。OT学科を閉鎖したという話も聞きます。一方で、病院の求人は作業療法士の求人が非常に多いです。「理学療法士は足りているが、作業療法士は全然足りない」なんて話はよく聞きます。

大阪府の言語聴覚士

大阪府の言語聴覚士数は1111人です。人口1万人に対しては1.2人です。言語聴覚士も他の2資格と同様で、人数は多いですが人口比率から考えると平均的な数字です。しかし、言語聴覚士の養成校は8校と全国でもかなり多い数です。そのため今後卒業生が多く排出されるので言語聴覚士の数が増えることが予想されます。求人状況としては作業療法士としては同様に言語聴覚士も足りていないという声が多いです。

大阪出身者以外の療法士も多い

大阪は療法士に限らず、九州、四国、中国地方の出身者が多いです。回復期病棟で療法士が数十人もいるような職場なら必ず近畿地方以外の出身者がいます。そのため、大阪以外の方でも働きやすい環境にあると言えるでしょう。私が働いていた職場でも広島出身の療法士や九州出身の療法士がいました。それぞれの療法士と仲もよかったので一緒に広島や九州に旅行に行きました。

職場も多いので自分の希望する職場を選ぼう

大阪には回復期を持つ病院だけでも、84病院あります(回復期リハビリテーション協会より)。病院によって特色も違うので、職場を探す際にはHPなどを見て、自分に合った病院を見つけることが大切です。もちろん、回復期病棟だけでなくクリニックや訪問リハビリ、施設も多くあります。訪問看護ステーションでは、療法士が立ち上げているステーションも多くあり、療法士にとって条件面でも良い職場も多くみられます。

大阪の療法士の給与(ハローワークデータより)

大阪府の療法士の月給は237,942円で全国6位です。全国のハローワーク情報からの平均226,041円よりはやや高い数字です。都市部の方が給与水準が高いのは、どの職種でも同じことなので特筆するような給与ではありません。この平均給与は、病院や施設、訪問リハビリすべての平均です。みなさんもご存知の通り、回復期病院ならこの数字より低いことが多いですし、訪問リハビリならこの数字より高いところが多いです。大阪の訪問看護ステーションでの勤務なら、平成27年2月現在では月給30万円以上のところも多くあります。就職、転職の際には給与も十分に考えた上で職場選びが大切ですね。

大阪なら療法士もボケないといけない!?

大阪のイメージを「おちをつけないといけない」「ボケないといけない」「突っ込まないといけない」と考える人も多いようですが、そんなことはありません(多分ないはずです)。大阪人でも大人しい人もいますし、ボケない人、突っ込まない人もたくさんいます。ただ、患者さん、利用者さんから冗談を言われる人は多いでしょう。なので、全部真面目にとってると苦労することもあるかもしれません。例えば「早く死んだ方が良い」なんて言葉を聞くと「鬱傾向?」などと考えるのが普通ですが、冗談でそのようなことをいう方も多いので、対応に困ることはあります。真面目に答えたら「本気でとらんといて~や!!」なんて返されることも、、、

遊ぶとこも多いけど、勉強会開催も多い

大阪は梅田、難波、ユニバーサルスタジオジャパンなど遊び、買い物、食事に関して困ることはないでしょう。空港も関空、伊丹とあるので地方から出てくる方は交通の便も意識して職場選びをするのも一つだと思います。大阪は狭いんですが、北と南では2時間くらいは移動時間かかるので注意が必要です。勉強会については、様々な協会や団体が勉強会を開催しています。年間を通して勉強会への参加に困ることはないでしょう。若いうちに遊んで、学んで、そして地元に帰っていく療法士さんも多いですね。ぜひ大阪での療法士ライフを検討してみてください。